さて、昨日こんなブログを書いた訳だが、
 
「外食記録 こんな値上げもアリなのか?」
 
よくよく写真を見てみると、
 
・お通しナシ/席料390円
 
ではなく
 
・お通し無料/席料390円
 
ではないか?という気がしてきた。

 
つまり、「お通しの料理は出しますが、あくまで0円のサービス品であって、席料として390円頂きますよ」という事ではないか?と思い直したのである。
 
コレならば十二分に理解は出来る。
そして、ほぼ間違いなく「お通し要らない」という客の対応であろう。
もし「お通し要らない」と言われたら、お通しとしての料理は出さないが席料はキチンと頂くという事である。
 
自分は、以前にも何度か書いた記憶があるが、居酒屋の「お通し」は基本的に肯定派である。
 
店側の立場からすると、客単価を1~2割ほど上げてくれ、原価率調整にも非常に役立つ超スグレモノだからである(それなりに原価を掛けるのならば当てはまらないが)。
 
自分が客側の立場で考えても、ちょっと変わったモノとか、気が利いたモノとか、つまみとして長持ちするモノなんかが出ると嬉しくなる。
 
が、やはりチェーン居酒屋のように、明らかに既製品の春雨サラダとか山菜ビビンバなんかがプラ小鉢にちょこっと出てきたりしたら、それはオモシロくない。
 
ただ、その場合でも、その場では「要らない」とは絶対に言わずに受け入れる。
そして、そういう店には、二度と行かなければイイだけのハナシなのである。
それが大人の対応(抗議)というモノだろう(笑)
 
なので、今更お通しの是非について書いても仕方ない。
 
今日は、もう一つの疑問である「飲み客と食事客のお通しの有無」について考えてみたい。
 
先日もそうだったのだが、一般的にランチタイムも飲めるとか、夜でも定食を出している居酒屋では、食事目的(注文)客にはお通しを出さない。
そういう店は、たいてい入店すると「食事か?飲みか?」と訊かれるし、ランチタイムだと席が分かれる場合もある。
 
では、なぜ食事の客からは、お通し代を取らないのだろう?
 
たぶん通常の食事がメインの飲食店では当然お通しが無い訳で、それに合わせるためだろう。
でなければ、定食に勝手に300円程度のお通しが付いてくる居酒屋になんて誰も食事をしに来ないだろう(笑)
 
ちなみに席を分けるのは、たぶん飲みと食事では滞在時間が違うので(食事の方が短い)、最初から席を分けておいた方が回転させやすいのであろう。
 
しかし、ココでギモンも湧いてくる。
 
定食を食べながら飲んで、そのまま飲みに突入した場合はどうなるのであろうか?
 
自分も休みの日は、定食でもビールを飲みながら頂くのだが、定食をつまみに酒をおかわりする場合もあるし、そのまま軽く飲みに突入するという場合もある。
 
が、これまでの実績からは、どちらの場合でもお通しが出て来た事はない。
 
コレは、たぶん料理の提供のつなぎ的な意味合いもあるお通しなので、途中で出す性質のモノではないからであろう。
この場合は、席料としては、会計金額に既に十分含まれているという判断となるのだろうか。
 
が、内心では、「食事と言ってお通し出てないけど飲みになっちゃっても大丈夫なのだろうか…」と若干ビビりながらやっているのだが…(笑)
 
 
一方で食事がメインの飲食店について。
 
先にも書いたが、当然お通しは無いのだが、昭和からやっているような歴史のある店は、アルコールを頼むと無料でお通し(軽いつまみ)が付いてくる場合がある。
例えば定食屋や中華食堂だとピーナッツとか、蕎麦屋なんかだと蕎麦を油で揚げて塩を振ったヤツとか。
 
この理由だが、たぶん料理が出るまでの間アルコールだけ飲むようになってしまうので、その間をつなぐためのであろう。
これは、単純にサービスという意味合いと、「料理が遅い!」というクレームへの予防策という意味もあるのだろう。
 
また、単なる食事にプラスアルファの売上を落としてくれることに対する感謝の気持ちというのもあるだろう。
こういう店は、飲むとしても瓶ビールという場合が多く、それであれば手間としても栓を抜いてコップと共に提供するだけであり、店としては、美味しいお客さんというとらえ方も出来る(モチロン食事を頼んでくれる前提ではあるが)。
 
 
で、この両者のやっている事(どちらの客を優遇?するか)は、正反対である。
 
コレは、店側が食事と酒とどちらがメインか?というところで決めている事かと思われる。
 
しかし、飲み客側からすると「少しでも安く飲みたい」という心理が働くのは致し方のないこと。
どちらが嬉しいか?と訊かれれば、やはり後者の「アルコールのサービスでお通し(軽いつまみ)が出てくる」方だろう。
 
しかし、そういった店の欠点は、メニューにつまみとなる単品が少ない事。
中華ではそうでもないが、和食系ではその傾向は顕著である。
なので、和食系が食べたい飲み客は、(ショボい)お通しに不満を持ちながらも結局酒がメインの居酒屋を選ぶと言う事なのかと思う。
 
 
とまあ、なんか全くまとまりの無いハナシになってしまったが(苦笑)、いずれにしろこれからの時代、よほど料金に見合うモノでない限りお通しは出さない(モチロン席料も頂かない)、若しくは、サービスで出すのがイイのだろうな。
 
ちなみに自分は、来るべき酒場再開では、お通しは飲み客、食事客に関わらずサービスで出すつもり。
但し、ランチタイムとディナータイムは明確に分け、ディナータイムのみお通しアリとする。
 
「2,000円酒場」として最初に2,000円を頂くつもりなので、その中に含まれている的な考えと、どんなモノを出しても結局有料だと文句を言われるのであれば、いっそ無料でイイだろうという考え。
 
あと、客単価が最低でも2,000円となれば、お通しにて無理に客単価を引き上げる「小細工」をする必要が無いからでもある。
 
が、しかし、開業は早くても5~6年先。
その頃の居酒屋事情は一体どうなっているのでしょう???
 
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