ワイナリー訪問 11件目 Ataraxia アタラクシア

ーインポーターHPよりー
アタラクシアの特徴は、何よりもまずは、卓越したケヴィンの才能とセンスと言って良いだろう。モットーは、テロワール主義(その土地の特徴をワインで表現する)、不干渉主義(ミニマリスト的アプローチ)。ワインは、共通してしっかりした酸味と引き締まったボディと骨格、凝縮した果実味、ブドウそのもののピュアな味わいが表現されている。 アタラクシアは比較的若くても、熟成しても楽しめる。才能豊かな作り手が最高の土地で作り上げる、これ以上ない組み合わせによって出来た南アフリカを代表するワールドクラスのワインです。
畑は標高400m「南アフリカで最もブルゴーニュ品種(ピノノワール、シャルドネ)に向いた土地」、「ブルゴーニュ以外でストラクチャーのしっかりしたピノノワールを作ることができる数少ない地区」と言われている。ヘメル・アン・アードの少し上がったところにヘメル・アン・アード・リッジ(ケープ・アグラスの西まで約35kmに渡る地区)にある。ここは、冷たい大西洋から吹く風と、標高の高さで、ヘメル・アン・アード(リッジ、ヴァレー、アッパーヴァレー)の3つの小地区の中でも更に冷涼な場所で畑はより涼しい南斜面を向いている。周辺地域より遅い収穫となり、その分酸味と果実味豊かなブドウが育つ。また、土壌は古く、10億年以上前に遡り、地球上でも最も古い土壌の一つに数えられる。土壌調査の結果、この地を最も表現できるのは、シャルドネとピノノワールとケヴィンは判断した。
【レジェンド、ケヴィン・グラント オーナー兼醸造家】
南アフリカを代表するウォーカーベイ地区のワイナリー、ハミルトン・ラッセルで醸造責任者を務める。その後、フランス、オレゴン、オーストラリア、ニュージーランドなど海外で経験を積み、自身のワインを作るため2004年に同地区のヘメル・アン・アード(「地上の楽園」という意味)にアタラクシア(「天国のような場所」という意味)を設立した。彼の名声はハミルトン・ラッセル時代から広く知られ、南アフリカを代表するトップ・ワインメーカー(醸造家)の一人として君臨している
その先に教会を模した試飲会場があります

まずは畑を見ながらケヴィンさんの話を聞きます
穏やかで優しい雰囲気のケヴィンさんですが
ぶどう栽培やワイン醸造に対する熱い信念が伝わってきます

ここは風が強く、だいぶ涼しいのでみんな長袖を着ています
ちなみにこの時期の南アフリカは真夏です


お話を聞き終わり、試飲をするために建物に入ろうとしたところ
おそらくこちらのワイナリーのお決まりであろう恐ろしい儀式が待っておりました
この教会風の建物にはロープがぶら下がっていて
その先は鐘につながっており
「さぁ ひとりずつ順番に鳴らしてみようかー

」
・・・・・・
こういうノリは苦手な私は一人鳴らすたびに一歩ずつ後ずさり

数人が鳴らしたところで儀式もうやむやになり
ほどなく難を逃れた私でした💦

鳴らした方々は楽しんでいましたよー

素敵な後ろ姿をお借りしまーす
建物内には試飲の用意をして頂いておりました
南アフリカのワイナリーは畑の石を自慢しがち
それもそのはず、南アフリカの土壌は5億年以上前のもので
世界最古の土壌のひとつだそう
もうただの石ではなく石の化石みたいなものっ
ちょっと意味がわかりませんが・・・
手前はおつまみ
左からスプリングボックのジャーキー(ビルトン) たぶん
ミックスナッツ これだけは自信ある
ゲームミートのドライソーセージ(クドゥ) たぶん
両サイドは南アフリカの店でよく売っているのを見かけました
酢とスパイスでマリネしてから乾燥させるらしく、ビーフジャーキーとは違った独特のクセがあります
石だぜぃ
まずはケヴィンさんのチャレンジワインから
酵母なしで低温自然発酵
無濾過
微発砲のペットナット(ペティアン・ナチュール)
微炭酸でアルコール度数も低くスタートに最適
ただナチュールワインってワインというよりは
甘くないリンゴジュースに近づいていく印象
ウチで作っている、リンゴを発酵させたパン用酵母もこんな感じ
シャルドネ
乳酸発酵をしないタイプ
レモンやグレープフルーツ、ミネラルを感じられるワイン
アタラクシアのラベルデザイン、好きです
ピノノワール
まだ若いのか
冷涼だからなのか
色は淡いルビー、チェリーやフランボワーズなどの赤い果実の味わい
そしてちょっと薄いというか水っぽいというかの印象
シャルドネ
ブラックシャルドネ製法で作ったシャルドネ
強い圧力で果汁以外の皮の成分を抽出し、果汁を絞る際も敢えて空気に触れさせます。その際に絞られた果汁の色は、切りたてのリンゴのように茶色みを帯び、最終的には真っ黒なジュースになります。
この色はまるで酸化しきってしまったワインのようでショッキングな見た目をしていますが、醸造の過程で薄まっていき、不思議なことにボトリングするまでには通常のワインと同じ色になります。
この方法により熟成過程において酸化しやすい成分を取り除き、ワインが酸化しにくくなります。そのワインはリッチかつエレガントな至極のワインを生み出します。
ワイン造りが近代化する前にブルゴーニュで行われていた製法のようですが
これが良いか悪いかは置いておいて
昔が良かったのか、今までが悪かったのか
これだけ原点回帰という名の昔戻りが流行っているのはワイン業界だけではないか?
ほかにも数種テイスティングしてからおまちかねのランチです
ケヴィンさんを先頭に、建物からぶどう畑を少し下り
こんなに風が吹いているのに外でランチ大丈夫?と思っていたら
なんと無風スポットがありました
ちゃんとわかってるんですねぇ
まずは自家製らしき天然石鹸らしきもので手洗いのおもてなし
その先には映画に出てきそうなステキなテーブルがぁ
しかしだれが撮ったか 写真うまいなぁ
南アフリカに来てのランチで定番の生ハムと丸ごとチーズ
ちょっとギリシャ料理テイスト?
これも
さっきテイスティングしていたワインですが
この環境で料理と一緒に飲むとまるっきり表情が変わります
おいし~い

とても素敵な記憶となったワイナリーが追加された日となりました。