お盆が明けても、暑さがなかなか収まりませんね。
台風の影響もあって雨も多かったお盆期間中。
明けたら、今度は蒸し暑さと日差しが再び厳しくなっています。
夏の食事はいろいろ悩みが多いですね。
保護者様向けアンケートでもメニューのご質問がありました。
暑い日の食事のヒントになればと思います。
さっぱり食べたい!
おススメ食材は
梅肉
レモン
酢
すっぱい味は、脂っこいおかずでも食べやすく感じます
唾液も多く分泌されて、胃の消化液も分泌がよくなります
梅やレモンや酢に含まれる「クエン酸」は「糖質」と一緒に摂取すると
運動後の筋肉のエネルギー回復をスムーズにしてくれますよ
ラペや南蛮漬けなどを、メニューに加えてみてはいかがでしょう
食欲がない!
おススメ食材は
生姜
カレースパイス
雑穀
温かいスープ
生姜やスパイスは、胃腸を温めてくれるので、食べたものの消化吸収がよくなります
また、いつものごはんを雑穀米にすることで
食べる量・エネルギーは同じでも、ビタミン・ミネラルの量がグンとUPします
いつものふりかけおにぎりに、枝豆や鮭フレークを入れるのも
たんぱく質UPが手軽に無理なくできておススメです
そして、みそ汁やポタージュなどのあたたかいスープ料理は
粘膜を保護したり、内臓を温めてくれるので、食欲の回復に貢献してくれます
スタミナメニュー!
おススメ食材は
豚肉
ごはんに含まれる糖質をエネルギーに換える仕事をしているのが「ビタミンB1」
ビタミンB1が多く含まれる豚肉は、
たんぱく質の摂取源にもなるので、アスリートに好まれる食材の代表ですね
にらやキムチと一緒に炒めたり
玉ねぎと生姜焼きにしたり
ひき肉なら餃子にしたり
レバンテ世代のみんなでもパパっと作れて
ごはんがすすむ!おかずの定番です
身体の熱を取る食材って?
おススメ食材は
夏野菜
果物
ナスやきゅうりやトマト、ピーマン、おくら、とうもろこしなど、夏が旬の野菜は
水分を多く含んでいて体温を下げる作用があります
ビタミンやミネラルも含んでいるので、汗で失う栄養を補充して疲れを取ってくれますよ
保護者のみなさま
選手たちへの食サポート、いつもありがとうございます。
夏休みの終盤ではあるものの、まだまだ夏!というような秋到来になりそうです。
ご協力いただいたアンケートの質問を見ると、食欲には選手間でムラがあるようです。
「暑くて食欲がない」と心配な保護者様もいれば、
暑い中でもしっかり補食が摂れて、さらに帰宅後の食欲もあり「メニューのヒントが欲しい」という保護者様もいます。
食トレは日々の積み重ねが重要で、重ねることで胃腸の機能が育っていきます。
裏を返せば、これまでちゃんと取り組んできたかどうかの結果が、
今、「少食だ…」「暑くても平気で食べられる!」の差に出ています。
食べられなければ、強い身体はつくれませんし、練習に耐えられるエネルギーは満たされません。
日々の積み重ねのサポートを、引き続きよろしくお願いいたします。
公認スポーツ栄養士 森映子


