リサイクルショップを始めた理由6。「お客様の導線が全くないデッドスペース!」 | リサイクルショップ開業応援★江口武志のブログ

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毎日更新!!アパレル2代目社長
ファッションに特化したリユースショップと
Sサイズ専門セレクトショップのことや
経営での気づきなどをゆるーく書いていきます♪

こんにちは、
うちの会社は上野にあります。今朝も上野駅には上野公園の花見に来られた人たちがたくさんいました。今週末から来週にかけて満開ですよ~私も観に行きます!

リサイクルショップ社長の江口です。


さて、昨日からの続きです。
ちょうどこの話が出たころ、私は就職していたアパレル会社を退社して父の会社に正式に入社しました。

「業界の常識って何?」リサイクルショップを始めた理由5。
(クリックするとページが開きます。)

「大手アパレルのW社の専門店にライバルである大手アパレルのI社のブランドを置けるわけがない、それが業界の常識だ!」


そんな話からスタートしました。W社のブランド シャンタルトーマスの専門店ではありましたがW社の直営店ではありません。うちの直営店です、なので少しだけ可能性があり、あきらめてはいませんでした。メトロポリタンプラザともうちが契約をしていました。なので4社で話し合いを持つことにしたのです。W社、I社、メトロポリタンプラザ、そしてうちです。


最初はW社からの反対もありましたが、「ファッションをとおしてお客様に喜んでいただき、豊かな生活を提案するのが私たちの役目である。」と言う意見をとおして最終的には全員に了承してもらいました!


そして
「W社のシャンタルトーマスとI社のミッシェルクランのブランドミックスショップが誕生しました!」


アパレル業界紙大手の繊研新聞も取材に来てくれて、お店は一躍有名になりました。シャンタルトーマスの商品量は以前と比べると2/3になり、プラス1/3にミッシェルクランが入りました。2/3になったシャンタルでしたが今までの売上を保持することができ、ミッシェルクランの売上がそのまま上乗せすることができたのです。そのおかげで毎月前年比の130%~150%で伸ばすことができました。

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(その時の写真です。右側のウインドーはミッシェルクランで左側がシャンタルトーマスでした。)



そんなこともあり、お店が1店舗しかない小さな会社でしたが面白いことをやるなと当時メトロポリタンプラザのT社長からも目をかけていただきました。そしてある時、T社長から呼び出しがありました。


それは…


「地下1階に6坪の空スペースがあるんだ。そこを何か考えてくれないか?」との要請だったのです。その頃は毎日のようにメトロポリタンプラザに行っていましたので話しを聞いてすぐにその場所を確認しにいきました。


「あれっ?どこだ?」いくら探してもその場所が見つかりません。くまなく探してみると…店舗と店舗の間に薄暗い通路がありました。その通路を進んでいくと左側に靴のお直し屋さんがありました。その前に申し訳なさそうに絵画が飾ってある場所を見つけたのです。そこは行き止まりのドンづまりでした。しかも照明も薄暗く、お客様の導線も全くないデッドスペース、まさに死に場所でした。話を聞くと以前クリーニング屋のカウンターがあり、月商30万円で家賃も人件費も払えないと言って出て行き、半年間も次が決まらず放置されていたのです。


「も、もしかして、ここの場所のこと?」、一目見ただけで商売するのは無理!って思いました。そしてすぐにT社長へ断りに行ったのです。


「社長。区画のご提案ありがとうございました。場所を見てきたのですが…誠に申し訳ありませんがあの場所で物販店をやるのはかなり難しいです。お力になれず申し訳ありません。」


するとゆっくり口を開いた社長はこう言ったのです。
「誰が物販店をやれって言ったんだ。俺は何か考えてくれって言ったんだぞ!」というわけでまた投げられてしまいました~


はたして…このデッドスペースで商売ができるのか?


今日は以上です。
次回に続きます。土日は他のブログを書くかもしれません~