伝わらなければ存在しない、リサイクルショップを始めた理由1。「お金は出さない!けど口は出す!」 | リサイクルショップ開業応援★江口武志のブログ

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毎日更新!!アパレル2代目社長
ファッションに特化したリユースショップと
Sサイズ専門セレクトショップのことや
経営での気づきなどをゆるーく書いていきます♪

こんにちは、
今日は息子の卒業報告で亀有の実家に行ってきました。良い報告ができました~

アパレル社長の江口です。


私の会社はSサイズ専門の婦人服のお店とファッションに特化したリサイクルショップの2つの柱でやっています。この前、なぜSサイズのお店を始めたのかをブログに書いたら、何年も前からの友達から「全然知らなかったよ~そうだったんだ。」と言われてしまいました。


どうしてLサイズじゃなくてSサイズを始めたのか?
(クリックするとページが開きます。)


よく会っている友達でも伝えていないと何も知らない(存在しないってことです)、私たちはただモノを売っているのではありません。だからその想いをちゃんと伝えなければと強く思いました。なので今日からリサイクルショップを始めた理由を書いていきます。以前似たようなことを書いたことがありますが今の気持ちで書いていきます。


リサイクルショップを始めた理由NO.1
「お金は出さないけれど口は出す!?」


今から20年近く前の話です。元々大手アパレル企業に務めていた親父が50歳を過ぎて独立しました。そして池袋の駅ビル、メトロポリタンプラザ(現在のルミネ池袋)に「シャンタルトーマス」というブランドのお店を出すことになりました。シャンタルトーマスはフランス人の女性デザイナーで元々ランジェリーのデザインから始めました。そのお店を1Fのエスカレーター横の最高の立地に出すことになったのです。


まだバブルもはじける前の話です。当時は保証金だけで1億なんて言われていた時代です。なんでお金もない1個人の親父が池袋の駅ビルの1Fの一等地にお店を出店出来たかといいますと。じつは今だから言える裏話がありまして…


もともとはその一等地にティファニーが出店することになっていました。順調に準備も進んでいた、その時!当時ティファニーは東口の三越(現在のヤマダ電機)にも出店していました。その頃は百貨店の力が相当強い時代で「メトロポリタンプラザに出店しないでください。」というような圧力がかかったのです。


それでギリギリで出店が不可になってしまいました。そんな時に大手アパレルに勤めていた縁(店舗開発業務をしていたため、商業施設に友達がたくさんいました。)で声をかけていただいたのが始まりでした。1Fの25坪のお店です。内装の打ち合わせをする時にフランスからわざわざシャンタルトーマス本人も来てくれました。内装のデザイナーさんと共に打ち合わせをおこなっていきます。すると…


シャンタルトーマスがいろいろと注文を出してきます。「床はホワイト調の大理石を使え。」とか「天井のシャンデリアはフランスから輸入したものを設置しろ。」


お金は出さないけど口は出すんです!



そして、その通りに一度見積もりを取ってみました。25坪のお店で内装費は……?


50,000,000円!! ごせんまんえん!!


坪200万円だったのです~大手アパレルだったら出せる金額かもしれませんがもう辞めてしまった個人です。とてもじゃありませんがそんなお金はありません。なので価格を下げるために削りに削ったのですが…結局は最初の半分2500万円かかってしまったのです。そして何とかオープンすることが出来たのです。(この前、そのお店の写真が見つかったので明日掲載しますね。)


オープンした最初の月の売上が…


300万円足らず…家賃も高いし、借り入れの返済もあるし…
独立したのはいいけど、このままでは半年で廃業!という状態です。そこからまた問題が発生するのです…


今日は以上です。
次回、続きをお楽しみに♪