リサイクルショップを始めた理由2。「店長からの脅迫?!」 | リサイクルショップ開業応援★江口武志のブログ

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毎日更新!!アパレル2代目社長
ファッションに特化したリユースショップと
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経営での気づきなどをゆるーく書いていきます♪

こんばんは、
昨日からうちの会社がなぜリサイクルショップを始めたのか?その理由を書いています。うちのリサイクルショップの想いを伝えることで親近感を持っていただけたら嬉しいです。


アパレル社長の江口です。


リサイクルショップ始めた理由。「お金は出さない!けど口は出す!」
(昨日の記事です。クリックするとページが開きます。)


内装2500万円かけたお店の写真がありました。今から20年以上前です。

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メインのエントランスから見た写真です。

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中に入ると1Fなので天井の高い空間が広がります。

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外側の自由通路側には2つのショーウインドーがありました。

お金をかけただけあって、かなり高級感のある素敵な空間に仕上がりました。


昨日からの続きです。↓

内装費だけで2500万円もかけたのにオープンした最初の月の売上が300万円足らずでした。高い家賃や人件費、そして借入金を返済すると完全に赤字の状態でした。その売れない理由は何となくわかっていました。


その時の販売スタッフは父が大手アパレル時代に集めた優秀な人たちでした。接客も販売力も凄いメンバーです。でもこれが裏目に出てしまったのです。お店が綺麗で高級感がありますのでお客様も最初、恐る恐る入店されます。その時にシャンタルトーマスの服をビシッと着こなしたスタッフが一斉に「いらっしゃいませ~!」と言うもんですからお客様は慌てて逃げていくのです。


その時のスタッフも売ろう売ろうとしていました。
例えるなら販売スタッフはハンターでお客様は迷い込んだウサギ、お店に入ってきたウサギを銃をかまえたハンターが仕留めようとする、そんな感じです。お客様が逃げていくのもわかりますよね。そんなことをくり返して、また1か月が経ってしまいました。売上も相変わらず低迷しています。

お客様は獲物!?


そんな時、社長である父が店長にこう言いました。「もう売らなくていい。お客様が入店されたらお茶を飲ませなさい。」、そのお茶とはシャンタルトーマスが大好きだったバラのハーブティです。お買い上げいただいたお客様にお会計の待ち時間に出していました。でもそのお茶を入店した人全員に出しなさいというのです。


その意味はお客様は入店して緊張している、だからお茶を飲んでもらってリラックスしてもらうこと。そして誰もいないお店にはお客様も入って来ない、滞留時間を長くしてもらうこと。お茶を飲んでいただいている時にシャンタルトーマスの伝道師になること。などなどお茶を飲んでもらう理由を説明しました。


そんな社長の提案に店長は反発します。「社長!お茶を飲ませたって売り上げは上がりません。そんなことをやっても無駄です!」そして結局来店されたお客様にお茶を出すことはしませんでした。そして次の月も売り上げも変わらずです。


そして次のミーティングで親父から再度要請がありました。「売ろう売ろうとするな!お客様全員にお茶を出しなさい!これは社長命令だ!」


そしたらその後に店長が来て…こう言ったんです!
「私、お茶は出しません!出しても無駄です!私たちは売るために来ているんです!もし強制するなら私辞めます!私が辞めたら他のスタッフも皆辞めます!それでもいいんですね?」


店長からの脅迫?!


このままの状態が続けば、あと数か月で廃業しなければならない、でもお茶出しを強制すればスタッフ全員が辞めてしまう、お店が運営できなくなってしまう…


そんな究極の選択を迫られながら社長である親父の出した決断は?
これだったのです。


今日は以上です。
次回に続きますね。