リターニング 整形外科

【詳解】魔女顎手術でリフトアップ
顎下切開 vs 口内切開

キム・ヨンウ院長が徹底解説

こんにちは。リターニング整形外科 院長のキム・ヨンウです。

魔女顎(顎先のたるみ/しゃくれ顎/長い顎/口唇閉鎖不全)のカウンセリングに来られる患者様は、主に3~4か所の病院でカウンセリングを受け、それぞれ異なる手術計画を提示されて混乱されるケースが多くあります。

A病院では「顎下の切開をしなければならない」、B病院では「顎下切開だけでよい」など、病院によって、また医師によって見解が異なるため、混乱してしまうのも無理はありません。

今回は、魔女顎手術のリフトアップにおける切開方法の違いと、自分に必要な手術方法について説明します。
切開は「両方やっておけば何か一つは当たるだろう」という考えでするのではなく、できるだけ必要な部位だけを最小限に切開することが私の理念です。

以前の投稿でも魔女あごの概念について説明しましたが、今回の投稿では、より細かく深く分析します。

魔女顎手術 顎先筋肉再配置 顎先シェービング 顎先のたるみ しゃくれ顎 長い顎 口唇閉鎖不全
顎下切開(魔女顎手術/顎先のたるみリフトアップ)

魔女顎(顎先のたるみ/しゃくれ顎/長い顎/口唇閉鎖不全)の症状の大多数は、骨に対して軟部組織のボリュームが増加している状態であるため、顎下切開が必要です。

過剰な軟部組織を皮膚から深部組織まで一塊として切除し、残った顎の軟部組織をしっかりと骨膜に固定することができます。

魔女顎手術 顎先筋肉再配置(mentalis plication) 顎先シェービング 顎先のたるみ しゃくれ顎 長い顎 口唇閉鎖不全

単純に組織が過剰になっていることによる魔女顎(顎先のたるみ等)の場合は、

顎下切開だけでも効果を得ることができます。

顎下の切開の長さ

手術を決めた後、最も気になる部分が顎下の切開の長さです。

当然のことですが、患者様も執刀医も、切開の長さは短ければ短いほどよいという思いがあります。

ただし、軟部組織がどの範囲までたるんでいるのかを正確に把握したうえで切開することで、一度の手術で効果的な手術を行うことができます。

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軟部組織がたるみ始める部位まで切開することが最も効果的です。

 

切開の長さは、45度の角度から見たときに、組織がたるみ始める部位まで延長するのが最も理想的です。

通常はカウンセリングを通して患者様と切開の長さを調整しますが、中央部分を中心にたるんでいる場合は2cm前後で可能です。
しかし、上の患者様のように外側まで大きくたるんでいる場合は、3~3.5cm程度の切開が必要になることもあります。

症例:20代女性

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他院で2cmの顎下切開による魔女顎手術(顎先リフトアップ)を受けた後、

表情を作った際に外側のたるみが残っている状態

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外側のたるみまで含めて切開範囲を広げ、改善された状態

上の女性患者様は、他院で2cmの切開による魔女顎(顎先のたるみ)の矯正を受けましたが、表情を作った際の外側のたるみが改善されなかったため、再手術を受けれれました。

今回は切開の長さに関係なく、確実な矯正を希望され、4cmの切開を用いることで、表情を作った際に生じる外側のたるみをしっかりと改善することができました。

切開の傷跡についてかなり悩まれる方も多いと思いますが、切開線を顎下のシワのラインに位置させれば、多くの場合、傷跡がほとんど見えない程度のごく細い線状瘢痕まで改善することができます。

また、横方向に広がっている組織をまとめることで、顎先がVラインの前方に突出して見える感じを調整でき、切開の長さも短くできる「顎先筋肉縛り」という方法がありますが、こちらは後日ブログ記事にする予定です!

口内切開(前顎筋肉の再配置)

口内切開の場合、過去に顎先の骨切り(輪郭)手術などを行った際、口内を切開して縫合するときに、顎先の筋肉をきちんと縫合しなかったことで筋肉の機能不全が生じた場合に必要となります。

口唇筋機能不全(口唇閉鎖不全)とは

普段、力を抜いていると下唇が下がって歯が見え、口を閉じるためには力を入れなければならず、さらに梅干しジワのような顎の凹凸が生じる場合を指します。

もし、顎先の組織そのものが多いのではなく、顎先の筋肉の機能不全によって筋肉が伸び、その筋肉を覆っている組織がたるんで下がっている場合であれば、口腔内切開によって筋肉だけを引き上げることでも効果を得ることができます。

しかし、このようなケースは極めてまれで、患者様が魔女顎と認識するほど顎がたるんでいることはありません。

むしろ、別の相談で来院した際に口唇の機能不全が目立つため、手術を勧めるケースのほうが多くあります。

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輪郭(骨切り)手術後、顎先の筋肉の機能不全によって組織がたるみ、口腔内に瘢痕組織が残っている場合

結局、大多数の魔女顎手術(顎先のたるみ改善)を受ける患者様は、

顎下切開 または 顎下切開+口腔内切開

程度に考えていただければよいでしょう。

「過剰な組織は顎下切開で除去するが、下唇の機能不全(口唇閉鎖不全)が伴っている場合には口腔内切開を追加する」と考えていただければよいです。

顎下切開

美容上の問題

口腔内切開

機能上の問題

by リターニング整形外科

顎下切開と口内切開の両方が必要なケース

症例:60代女性

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手術前、唇がうまく閉じられず、梅干しジワのような顎の症状を訴えている(口唇閉鎖不全の状態)

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魔女顎手術 顎先筋肉再配置(mentalis plication) 顎先シェービング 顎先のたるみ しゃくれ顎 長い顎 口唇閉鎖不全

 

上記の患者様は60代の女性で、過去にT字骨切り術を受け、その後2回の輪郭再手術を行った方です。口唇機能(閉鎖)不全とともに、顎先の二次角、魔女顎(顎先のたるみ/口唇閉鎖不全)の症状がある状態で来院されました。

美容上の問題と機能上の問題をすべて解決するため、口腔内切開と顎下切開を同時に行いながら、前顎の筋肉を再配置し、既存のプレートを除去し、二次角の骨削りを行いました。滑らかな顎のライン(フェイスライン)を作るために、フェイスリフト(切開リフト)と広頚筋の縫縮も行いました。

手術後は唇をしっかり閉じられるようになり、顎先の梅干しジワの症状が改善され、たるんでいた顎先の組織も改善されました。

「顎下切開にすると傷跡が気になるので、口腔内切開にしたいです。」

少し前にカウンセリングを受けて帰られた患者様が再度カウンセリングに来られ、このようにおっしゃいました。

顎下切開と口腔内切開は、選択できるものではありません。

この2つの切開部位は、まったく異なる目的の手術であり、顎先の軟部組織が過剰な場合には、顎下切開は必須で、そのうえで口腔内切開を追加するかどうかを考える問題です。

顎先の骨をもう少し削りたく、プレートも除去したいのですが、口腔内切開が必要ですか?

(デュアルプレーン魔女顎手術/顎先リフトアップ)

また、魔女顎手術(顎先のたるみ/しゃくれ/長い顎の改善)を行う際に、「プレートの除去を希望する場合や、骨をさらに削る場合には口腔内切開を追加する必要があります」と説明する病院があります。

しかし、顎下切開からでも十分にプレートの除去や骨削り(bone shaving)を行うことができるため、それを口腔内切開の理由にすることはできません。

プレートの除去を口腔内から行わなければならないという病院の主張には、2つの理由があります。

① 顎下からでは視野が狭く、スクリュードライバーを入れる角度を確保できない。

② 顎下切開では骨膜上を剥離しなければならず、プレート除去や骨削りは骨膜下を剥離しなければならないため、口腔内切開で行う必要がある。

リターニング整形外科が顎下切開だけでプレートを除去できる理由は、顎下からでも上方へ広く剥離を行い、骨膜の上・下をデュアル剥離することで、上記のような問題が手術上の制限にならないためです。

二次角などによって骨削り(bone shaving)が必要な場合も、顎下切開で十分に可能です。

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【リターニング整形外科 手術写真】顎下切開によって既存のプレートが露出した状態

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顎下切開を利用したプレート除去と二次角の骨削り(Bone Shaving)(矢印部分)

まとめ|院長からのメッセージ

魔女顎手術は、最近になってようやく関心が持たれ始めた分野であり、まだ学会での活発な研究や知識が十分に蓄積されていない領域です。

形成外科医の間でも、手術の効果や方法について疑問を持ち、敬遠されることのある手術でもあります。

そのため、病院を選ぶ際には、経験の豊富な専門医を探してカウンセリングを受ける必要があるでしょう。

この記事が、魔女顎(顎先のたるみ/しゃくれ顎/長い顎/口唇閉鎖不全)についてカウンセリングを受けて回りながら手術方法について悩んでいる方、病院選びに悩んでいる方のお役に立てればと思います。

以上、整形外科専門医のキム・ヨンウでした。

執刀医:キム・ヨンウ院長について

魔女顎手術(顎下切開・口内切開)を担当するキム・ヨンウ院長は、整形外科専門医としてハニャン大学医学部医学科を卒業後、大韓整形外科学会をはじめとする複数の学会正会員として活動しています。

  • 整形外科 専門医
  • ハニャン大学 医学部 医学科 卒業
  • 大韓整形外科学会/大韓美容整形外科学会 正会員
  • 大韓整形外科学会 抗老化研究会/目整形研究会/鼻整形研究会 正会員
  • 大韓整形外科学会 専攻医試験 主席
  • 大韓創傷学会 学術賞(最優秀論文賞)受賞
  • 大韓整形外科学会 学術賞(最優秀論文賞)受賞
  • 現)リターニング整形外科 代表院長
  • 前)ベリーグット整形外科/BK整形外科/イージーアンド整形外科 院長

リターニング整形外科では、魔女顎(顎先のたるみ)の状態を丁寧に見極めた上で、キム・ヨンウ院長が必要最小限の切開でリフトアップをご提案いたします。

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皆さまのご来院を、心よりお待ちしております🌸

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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