犬の散歩道の途中、下水道施設の金網の向こう側で静かに佇んでいた〝それ〟は一体何なのか…↓
しかし、月日の流れとともにその存在をすっかり忘れてしまっていたワタクシは、約半年後のある日、ついうっかり〝それ〟の前を通りかかってしまったのだ。
ハッとして足早に立ち去ろうとしたその時、ワタクシは視界の片隅に、どうにも解せない〝モノ〟を捉えたのである。
いや、姿を変えていた。
約20㎝四方の正六面体の御影石であったはずの〝それ〟は、いつの間にか緑色の植物と化していたのである。
その面影を残すかのように、緑色の植物は葉をほのかに四角く茂らせていた。
そのことに、何故かワタクシは心が救われたような、なんとも言えない温かい気持ちになった。
そうか、これで良かったのかも、しれない。






