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ひとり釣りして食って寝る in広島

ひとりで孤独に釣って自分でさばいて地酒片手に食って寝る。でも時には誰かと並んで釣糸を垂れていたい雑魚釣り専門サラリーマン。



犬の散歩道の途中、下水道施設の金網の向こう側で静かに佇んでいた〝それ〟は一体何なのか…↓











数年前に回った町内会の回覧板のことを思い出すと、何となく〝それ〟の前を通りたくなくなり、犬の散歩の際もそのルートを避けるようになった。







しかし、月日の流れとともにその存在をすっかり忘れてしまっていたワタクシは、約半年後のある日、ついうっかり〝それ〟の前を通りかかってしまったのだ。




ハッとして足早に立ち去ろうとしたその時、ワタクシは視界の片隅に、どうにも解せない〝モノ〟を捉えたのである。














不思議なことに〝それ〟は姿を消していた。





いや、姿を変えていた。




約20㎝四方の正六面体の御影石であったはずの〝それ〟は、いつの間にか緑色の植物と化していたのである。



その面影を残すかのように、緑色の植物は葉をほのかに四角く茂らせていた。







あの日あの時、ワタクシが見た正六面体の御影石は、その後誰かに持ち去られたのか、それとも幻だったのか…。
















ただ感じたのは、葉を力一杯に広げて上へ上へと伸びようとしているその緑色の植物の、みなぎる生命力だった。




そのことに、何故かワタクシは心が救われたような、なんとも言えない温かい気持ちになった。








そうか、これで良かったのかも、しれない。








《完》