予想外というわけでもなかったが、岸田氏が選ばれた。党員票に河野氏が多かったのには驚いた。
いずれにしても、岸田、河野と言えば、2世、3世議員で、世襲での地盤票が多かったのと、当初から予想していた中国企業に関わる自民党員勢力の壁はぶ厚かったようだ。
それでも、超親中派の河野を隅っこに追いやったことは成果であった。彼らに比べて、ほとんど、バックボーンのなかった高市女史が善戦したことは喜ばしい。
正論を言う高市女史を右翼呼ばわりする低級な国論(NHKほかのマスコミ、野党)の意に反して、多少は日本人として目覚める自民党員も増えてきたのは確かのようで、もう、それらの勢力は無視できないという段階に来たと思う。
今日の大阪の人気番組で、安倍氏、菅氏を毎回のように、やり玉に挙げていたパーソナリティでさえ、高市女史に対する肩入れ様にはびっくりした。
まあ、自民党の体質として、大きな変化や冒険を冒すより安定、現状維持を選んだというところだろう。国家のアイデンティティよりも利の追及の方が優先の自民党らしい選択だった。はこれからも、自民党はしぶとく日本をけん引してゆくのは間違いない。
今の野党には政策も国家観の希薄な野党には求めるものは皆無だから仕方ない。所詮、自民党の亜流に過ぎない。共産党は、言うまでもなく中共と同じく独裁政権へ道があるだけだ。
朝の NHKラジオでコメンテーターとして相変わらずのNHKのお気に入りの御厨貴が今回の総裁選について論評していた。東大名誉教授で政治学者という肩書の左翼文系学者が日本の最高インテレジェンスの日本なのだから政治家も、国民もこれに準ずるのは仕方ない。
一方、日本の保守と言われる人たちの多くが、日本はデイ―プステイトに操られて来た歴史観というなんともお粗末、体たらくの物事の本質を真正面から見ようとしない、日本というのが、いかに、過去も現在も自主性のない国なのかということを力説する堕落集団へと誘導させられているのだから笑うしかない。
彼らのような説をとるとすれば靖国に行こうがゆくまいが何の意味もないのだが、靖国、靖国、英霊がだとかがなり立てているのだ。全く支離滅裂なことをやっている、彼らが文系保守と言われる所以だ。彼らこそデイープステイトに頭をやられているのだ。
靖国参拝は日本がやった積極的、アジア解放戦争という立場でなければ靖国参拝には意味がないのだが、安倍、高市支持者でさえそこのところはわかっていない心情保守が大半を占めている。