占星術に多少とも精通する者は、まず、明治天皇の生時の天体から類推し、その人物が替え玉かどうかの輪郭と真意を探ることが出来る。幼少期の天皇のひ弱さは太陽の真向かいにある土星が、抑圧と自信の欠如、アイデンティティーの曖昧さを、その幼い天皇の風貌から推察することが出来る。だが、年齢とともに、太陽と同座する木星がその性格に自信と発展性を与えることも示唆している。 木星の意味には馬の象意もある。馬に縁がある。乗馬も得意になる素質は十分、持っているのだ。しかも、この木星、すぐそばにある火星(勇猛、軍隊の意味も持つ)が、ミニタリズムを協調すらする、軍人の星相だ。 明治天皇は蠍座でもある。 蠍座は三度生まれ変わるという。つまり、その主星である冥王星の影響を強く受けるからである。天皇の幼少期から青年期に移る、その変貌ぶりは、この星座の性格上から説明できる。さらに、主星、冥王星は死の星であり、人の死が転機になったりと、とにかく、その人生を一変させるのだ。多くの側室を持ちながら、その側室に産ませた子供の死と、次々と亡くなる側室。それは、太陽の真向かいにある土星と天王星・冥王星の作用とも、相まってのことであったのであろう。特筆すべきは、明治天皇 ご誕生時は公転周期 248年の冥王星がその座を移り替えようとしていたその時であった。さらに、崩御の時も、天皇の主星、冥王星が双子座から牡牛座に転座する正に、その時であり、公転周期84年の天王星も座を変えたところであった この天象は日本の天皇が世界の移り変わる、リーダー的存在であるという証でもあるのだ。また、崩御の、およそ29年後、(土星の公転周期)大東亜戦争が(始まり、世界的革命戦争になるであろうという序章でもあった。
明治天皇ほど、星に忠実にその人生航路が表れ、分かりやすく説明しやすい人物もまれだ。 まあ、しかし、この私の説には科学的根拠は、全くない夢物語の域を出ないものだ。 遊び学と言っても良いものだ。 でも、そんなにバカにすることもない。 なかなか、高度な頭脳を必要とするものなのだ。 科学的ではない高度な頭脳とは何の役にも立たない、ボケ防止ほどの役には立つかもしれない。 人生の楽しみとは実利から離れたところにあるようだ。 また、知らぬが仏という危険地帯でもある。