10年以上前から注目していた稲田女史だが、防衛大臣 辞任の意向を固めたようだ。左翼占星術師でさえ、稲田女史の防衛大臣を戦争を呼ぶ危険な大臣として、その強面なグランドクロスを警戒していたようだが、蓋を開けてみれば彼女の行動は実ににミーハーな、およそ自衛隊という非日常な軍隊にそぐわないファッションや言動を披露してくれ、拍子抜けしてしまった。元々、海王星という主星をいただく魚座の特異分野は防衛や、軍隊とはほど遠い、夢を売るソフトな分野で活躍できるのだが、刻々と変わってゆくハードで危険な命をやり取りをする
男の世界には到底耐えられるはずが無い。そういう現実の重圧にたえられず、ああした奇行として出たのだろう。安倍総理は人選を誤ったのか、或いは、女性初の防衛大臣という実績を誇示したかたったのかは定かではないが、人材を無駄にした。稲田女史の適正としては農林水産省か海上保安庁長官あたりが妥当であったと思うのだが、彼女を擁護するわけではないが防衛大臣就任時の星は彼女の普段の知性を殺いでしまうという絶妙なタイミングに用意された。国会の答弁における奇態はこれらが作用したものと思われる。いずれにしてもこんな日に防衛大臣に就任しては屈強な筋金入りの男であっても、様々な問題が表れて早晩辞任せざるを得なかっただろう。稲田女史が大東亜戦争をアジア解放戦争という聖戦であったことを認識できなかった渡部昇一を師と仰いでいたということにも彼女の政治的限界があったのだろうと思う。彼女の師である渡部昇一の死の時期と符合した辞任であることも偶然ではないのだろう。 -札幌学派ー(自称)