HSPは、「感受性能の高い人」です。

 

深く思考します。

精密に洞察します。

情報や刺激を深く取り入れます。

一歩先に気付きます。

最適解を探します。

時に常識を覆します。

 

非HSPからすると、およそ「考えすぎなんじゃないの?」の3倍以上は考えています。

 

問題があるから考えているのではありません。

考えているから問題が見えるのです。

 

デフォルトが「考えるモード」です。

スイッチを入れて初めて「考えないモード」になる。

 

そのような人たちです。

 

 

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非HSPからすると、「HSPは、私たちを疑っている。私たちを問題視している。」と感じることが多いようです。

 

HSPは疑っているのではありません。

問題視しているわけではありません。

気づいてしまうのです。…気づきたくない時もあるのに(笑)。

 

「嗚呼、問題に気づいちゃった…。もう、自分がいやになるわぁショボーン

「この人、また言ってるなぁ…。本音は違うところにあるのになぁキョロキョロ

「それをやったら…ああ!言うべきだったかなぁ滝汗

 

HSPは「言う」ことを躊躇います。

言うと、反応が返ってきます。

その反応を全部受け取ろうとします。

たとえ取るに足らない反応でも深く取り入れるので、自分へのメンタルダメージを懸念し、指摘することを躊躇うのです。

リスクが大きいですからね。

 

ダメージを受けやすいのではなく、元々存在する課題に速攻で気づいてしまうのです。

 

とある人が、身の上話をする。

みんながそれを聞いて悲しんで、泣いている。

HSPがひとり、涼し気な顔をしている。

何か考え込んでいるような顔をしている。

HSPはこう思っている。

 

「とあるこの人は、みんなに嫌われていると思っている。ココロの中は、怒りと敵意でいっぱいだ。」

「みんなが悲しんでくれれば怒りは解消されると思っている。けれど、それでは解消はされない。」

「身の上話に出てきた人を周りの人に投影している。そこに向き合う勇気が必要だ。」

「…でも私、この人、けっこう好きなんだけどなぁ。」

 

そしてこのような予想は、だいたい当たっています(笑)。

 

それが、HSP。

 

 

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HSPが楽に考えるためにはどうすればいいか、私が思うことを置いてみます。

 

■課題の分離

 

アドラー心理学の観点です。

自分の課題と相手の課題をきっちり分けて考えると、自分へのメンタルダメージを軽減できます。

 

HSPは共感力が強いとされます。

私はこれを以下のように説明しています。

 

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【共感】と【同一化】を分けて考えてください。

 

【同一化】とは、

自分のココロと相手のココロをひとつに重ね合わせることで、相手の気持ちを感じ、取り込むことを言います。

 

相手が嬉しいと、自分も嬉しい。

相手がつらいと、自分もつらい。

逆もまた然り。

 

ちょっと話が逸れますが、恋愛には同一化が必要とされます。

相手が恥ずかしいときは、自分も恥ずかしいとき。

「…同じだね照れ

このような経験があるかと思います。

 

これがすわなち、同一化です。

 

【共感】とは、

自分のココロと相手のココロを重ね合わせず、各個分けた状態のまま、相手の気持ちを感じ、取り入れることを言います。

 

相手が嬉しくなくても、自分は嬉しい。

相手はつらいが、自分はつらくない。

逆もまた然り。

 

相手はつらいが、自分はつらくないとき。

「ずっとおつらかったんですね。」と声を掛け、寄り添うことが共感です。

 

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HSPに必要なのは【共感】です。

自分と相手のココロは、分けて考えてください。

 

…HSPは恋愛できないってことじゃないですよ。

ちゃうちゃう(笑)。

 

【共感】を行うと、「冷たい人」と評されることがよくあります。

ここがつらいところです。

「嫌われる勇気」が必要です。

 

言動や態度はできるだけ柔らかく表現することがポイントです。

 

 

■Iメッセージで伝える

 

HSPが気づいた課題点を、そっくりそのまま伝えると、相手に高いメンタルダメージを与えることがあります。

的を射すぎているからです。

結果、敵視されたり、疎外されたり、…恨まれたり。

 

相手が柔軟性に富んでいる人ならいいですが、そうでないことのほうが多いでしょう。

相手を追いつめずに伝えるのがベター。

 

よって、課題点は、Iメッセージで伝えるのがオススメです。

 

『~~になると思うのですが、どうでしょう?』

『私はこう思うのですが、いかがでしょう?』

 

Iメッセージとは、「私は〇〇のように思う」という伝え方です。

YOUメッセージとは、「あなたは〇〇です」という伝え方です。

 

「このような課題点が会社(YOU)にあります。」

「このような課題点があると私(I)は思います。」

と言い換えてみる。

 

相手へのダメージを軽減できます。

結果的に、自分へのダメージを軽減できます。

 

 

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「分ける」ことをすると、HSPは楽に考えられると思います。

 

「分析する」というとかたっくるしいので、「分解する」くらいがいいかなと。

「こんなことまで分けなくていいんじゃない?」と思うことも分解してみると、意外な点に気づくことがあります。

 

私の場合、「分ける」と楽になります。

いかがでしょうか?