人生は悪くない。 -5ページ目

外道クライマー 集英社単行本 宮城 公博

2017年 31冊(作品)目【初読み】【独断】5.5

 

こういう登山家(この方は沢屋。)の本は初めて読んだ。
面白い!!
ワクワクする。
俺もやりたい。
飛び出したい。と思う。
冒険、探検、挑戦、ヒリヒリ感。

 

それから、文章もうまい。

変に小難しい言葉をチョイスしていないのも良い。

 

滝からの落水の描写など、目の前に浮かんでくる。

タイの沢への同行者高柳氏とのやり取り(気持ちの変化)なども
感情移入してしまうほど、臨場感あり。
※臨場感というほどのものでは無い、ただのセコイケンカのレベル。

 

また読みたいとは、ソコマデ思わないが、(シラナイ世界を知るという意味では読みたい。)
サワヤ(ストロングスタイル)を改めて凄いと思う。

 

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 PHP文庫 野矢 茂樹


2017年 30冊目【初読み】【独断】1.0

 

本屋さんにておすすめされてたので

購入したが
うーん、誰向けに書いてるんだろ。

何が狙いなんだろうか?
まったく分からない。

 

分かり易く書いているような気もするが、

かえって分かりにくくしているのでは・・・
幼稚というより回りくどい。ような。

 

それから、絵本(挿絵)が物語になっている?

なんで?
なんで、そんなことするの?

少女趣味?

素敵な本?素敵な本が目的なのか・・・

 

哲学?テツガク?哲学的アプローチ。

 

うーん。賢い人のすることはよくわからんな。

 

家日和 集英社文庫 奥田 英朗

2017年 29冊目【独断】5.0

奥田さんは4冊目。
この家日和は短編集で非常に読みやすい。
なんでこんなに読みやすいのかと不審に思うほどである。
気付くとスラスラと読んでいる。
早い展開も良い。
そして、展開が想定できる範囲の中で面白く描かれている。
(not荒唐無稽という意味。)

切り口も面白く、少し斜めを向いたような表現も素晴らしい。
また読みたい。
あーでも、否定的な意味ではなく
感覚的にはなんか小説というより漫画に近いかな。
だからあまり読むと良くないかもと。思わせる感じ。。。

 

延長戦に入りました 幻冬舎文庫 奥田 英朗

2017年 28冊目【独断】3.0

 

この奥田さんは3冊目。

 

3.0が低いのではなく、
まぁこれはスポーツに関するエッセイですから
高得点は難しいんで。

 

なんかこの奥田さん、やはりやや変わっているかと思う。
変わっていると言葉を選択する段階で、語彙力の無さが悲しいが
せこいでもなく、狭量でもなく、いじけているわけでもない。
名状しがたいタイプである。

時に、このエッセイでは20本に1本くらいであるが
私の持つ感覚とシンクロする。うんうん分かる分かると同意できる。

 

路地の子 新潮社単行本 上原善広

2017年 27冊目【初読み】【独断】5.0

知らない世界を知るというのはなんとも楽しい。
路地という世界を淡々と描いている。
そして、家、家族。

上原龍造という人も非常に面白いし
他の登場人物も良い。

ただ小説(この場合ノンフィクション)の難しさであろうが、
登場する人々をどこまで描くか。。。。。
龍造しかり、他の登場人物も
もったいないことに書ききれていないと思う。
読み終えても、まだまだ知りたい、読みたいと思う。

 

子どもの心のコーチング【しつけ編】 PHP文庫 菅原 裕子

2017年 26冊目【初読み】【独断】4.0

しつけとは。
非常に難しいテーマである。

 

本書によると
自律を促すことのようである、これがまた難しい。

 

読むとなるほど、そうすれば良いのかと思うけれど
いざのとき、そのように対応出来るわけではない。

子供も注意されたら、心で戦う。葛藤があるらしい。
<まだ遊びたい>と<家に帰らないといけない。>という葛藤。

 

気の毒に。

 

 

でも、改めて感じたことは

子供には、幸せな人生を送って欲しい、
そのために愛をもって
適切な対応(自律をうながす)を心掛けたい。

※最近は、「自分で」、「自分で」という。
それを私が行ってしまうと、
「自分でやりたかった~。」とうつぶせになって泣く!
夢でも、起こりうるようで、
「自分でやりたかった~。」と大き
な寝言を !

 

こちらはビッくとなる。まいった。参った。

 

古着屋総兵衛影始末 新潮文庫 佐伯 泰英

2017年 25冊目【初読み】【独断】4.5

前からずっと気になっていた作家さん。
読みたいけど、
性格上、読むのなら最後まで読みたいので、やたら巻数が多いので困る。
だけど巻数が多いのが好きなので、困る。
1.死闘2.異心3.抹殺4.停止5.熱風6.朱印7.雄飛8.知略9.難破10.交趾11.帰還と〈全11巻〉。

1から11巻まで読んだ感想は
読みやすく、分かり易く良いのだけれど、
色々と盛り込み過ぎ、ルールなしの面白ければ良いでしょう、と感じる。

毛色の違う、長さも違う、種も違う。
まるで、ホテルのバイキング料理のようである。
でも、所々面白いっ、ウマいっとハマる。
そして、同時に所々、面白くない(美味しくない)となる。

下町の人情あれば、異形の忍び、武田軍団、陰湿・惨忍な展開、奇妙な鬼の子の話、
極めつけは大きな船でベトナムへ。
またこれまでは1巻で完結していた物語が最後は、9,10,11と3巻で完結。
読む方としては、やや混乱する。口に入れる(読み始める)までどんな話か分からない。

まぁこちらが勝手に池波正太郎的な内容を想像してしまっているからなんだけどね。

 

蜜蜂と遠雷 幻冬舎  恩田 陸

2017年

 24冊(作品)目【初読み】【独断】6.5

久々の新刊、

単行本で購入し読み出した。
直木賞と本屋大賞のW受賞。

まぁ一応読んどくかと・・

 

 

ピアノコンクール。
知らない世界。
なかなかに興味深い。
音を読ませる。
なるほど。すごいね。
展開も素晴らしく、一気に読ませる。

クラシック。

ほとんど知らんけど、

こういうの読むと

俄然、興味湧く。

 

聞いてみるが、断念。

 

集中した(出来る)場所と

時間がいるね。

 

この恩田陸さん、

初読みだけど、

他も読んでみたいと思い、
他の作品名を見たけど、

分野が広いのね。

色々書いてるね。。。

 

次が選びにくいね.

 

火花  文春文庫 又吉直樹

2017年 23冊(作品)目【初読み】【独断】4.5

 

率直な感想として、

「やるな、又吉! 凄いぞ!」という感じ。

 

単純な興味から、読みたかったんだけど、

文庫までは我慢していた。

 

 

芥川賞受賞か。なるほどな。
芥川賞からすると

<火花>は若干、軽い感じがする。
あくまでも感覚だけどね。

 

展開的にも内容的にも今どきな感じ。

少し古い感じの青春だな。

 

破門 角川文庫 黒川 博行

2017年 22冊目【独断】5.5

 

 

あの桑原が破門?・・・

相変わらず桑原ハンはタフでんな。

 

イケイケヤクザ、いいね。面白いね。

 

やくざの世界も本音や建て前、世間体などしがらみだらけ。

インコが出てくるけど、意味は分からんなぁと思てたら。。。。
黒川さんが料理にまつわるエッセイみたいなものを新聞に書いているのを読んだら
そこにもインコが出てくる。実際に飼いだしたんやろか。
はっきり覚えてないが同じ名前のような気もする。
で、登場させる?

公私混同ってええんやろか。w。

なんか想像してしまうと現実的で面白みが薄れるか・・・
線引きが難しい。