資生堂スタイルの象徴『唐草』とドルックス化粧品の歴史 | 東京・福生 ☆ 大人女子の古道具&アンティーク雑貨のお店『レトロスパイス』

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『1963年(昭和38年)資生堂花椿会ノベルティ・シルバー会員記念品 ドルックス クリームキット』商品ページはこちら→☆

こんにちは~。大人女子のための可愛い古道具&アンティーク雑貨『レトロスパイス』そのみです。

今日の写真は、1963年の資生堂のノベルティ。ドルックスクリームキットです。

携帯用のクリームキット。きっと旅行などに重宝したんでしょうね~。
(あらっ、オヤジギャグになっちゃった。。。)

今は、中に入っているクリームは使えないけど、容器はとっても可愛いですねっ。

ピアスや指輪などの、小さなアクセサリーの収納に使っても便利です(^^)


現代でも愛用者が多いドルックス。実は、資生堂の歴史にとってかなり重要なポジションのブランドです。

ドルックスは、昭和7年(1932年)に最高級化粧品として誕生しました。

白粉、クリーム、石鹸など、全品が『澄んだ感じの優雅で上品な香り』で統一され、「高級品で通っている資生堂の中でも最高級」、化粧品の本場、フランスへの贈り物にしても恥じない品として、評判になりました。

当時のパッケージはこちら

↓↓



このパッケージデザインは、当時の意匠部の前田貢。

ロゴ、花椿と並んで資生堂のシンボルとして親しまれている「資生堂唐草」をあしらい、ゴールド&ブラックで高級感を出しています。


しかし、資生堂の最高峰ブランドのドルックスも、戦争が始まると贅沢品として製造中止に。

そして復活したのが、昭和26年(1951年)でした。


復活したときのデザインを担当したのが、山名文夫。

今日の写真のノベルティのデザインが彼のもので、現在も使われている、ロココ調の豪華な円形唐草です。


資生堂のデザイナーは、まず入社すると、資生堂の広告などに使われる「資生堂書体」と「唐草」を手描きで描く練習をします。

パソコンのグラフィックが普及した今なお続いている習わしです。


そうすることによって、長い歴史で培ってきた資生堂のデザイン基調や精神を、身体に染みこませるのだそうです。
 
なかなか深いお話しですね(^^)


実際に、資生堂書体を描いているデザイナーさんの動画を発見しましたので、よろしければこちらもどうぞ~。

デザイナーさんの所作が美しいです!



      レトロスパイス   相川花実









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