今回は、「太陽の神殿 アステカⅡ」を紹介します。

 

1986年に日本ファルコムから発売されたPC版のファミコン・アレンジ版です。

 

物語は、主人公と幼なじみの少女が、マヤ文明伝説の謎を解き明かす、アドベンチャーゲームです。

 

 

ファミコン版にはオープニングが追加されています。

 

白鳥教授以下7名のチチェン・イツァー調査団が、現地の遺跡調査中に次々と謎の死を遂げていくという不気味な内容で、ゲームの世界に引き込まれます。

 

 

 

PC版に比べてファミコン版はヒントも多く、少し難易度も低下していますが、それでも十分難しい・・・

 

主人公と、教授の一人娘で幼なじみのクラスメートが、メキシコの研究室に居るところからゲームは始まります。

 

机の上には、遺体となって発見された白鳥教授の遺品が・・・

 

とりあえず持てる物は皆、持っていくことにします。

 

チャック・モールの剣は戦闘で役に立ちます。

 

 

ただ一人救出されたガイドのラウーラのヒントを参考に、三人で遺跡を巡ることに。

 

 

まず初めにやってきたのは、「尼僧院」という遺跡。

 

中には三体の石像がある。

 

ここでは、イシュチェルの玉を取るのが目的です。

 

 

次に、訪れた遺跡は「高僧の墓」。

 

足を踏み入れると、いきなりモンスターとの戦闘になる。

 

勝利後に、周囲を見回す。

 

一見すると何もなさそうな場所だけど・・・

 

力持ちのラウーラにメンバーチェンジしてみると、壁が動いた。

 

 

墓の中にはこんな石棺があった。

 

石棺の蓋には一面に、モザイクタイルが貼りつけられているようだ。

 

その中で一つだけキラキラと光っている、怪しいな・・・

 

蓋を開けてみると、中にいたのは不気味な白骨。

 

この場面では片目のマスクが手に入るけど、それだけで満足してたら、このゲームはクリアできません!

 

 

骸骨の下には、小さな鍵穴があった!

 

だけど、今はまだどうする事も出来ない。

 

一旦、引き返すしかなさそうだ。

 

去り際に不気味なセリフを言う主人公・・・

 

とりあえす、次の遺跡に向かうことに。

 

 

カスティーリョという遺跡は、別名ククルカンの神殿ともよばれている。

 

壁に何か穴が開いているようだ。

 

何か、はめられそうなアイテムを持っているか見てみると・・・ナルホドネ!

 

 

そこは何と、アイテムの宝庫だった!

 

とりあえず、全部持って行っても大丈夫?

 

 

ところで、このゲームはやたらとコマンド(アイコンになっている)が多いです。

 

戦う ・ 遺跡内の魔物と戦うコマンド。 ファミコン版だけにあります。

 

代わる ・ 操作するメンバーをチェンジする。 これもファミコンだけです。

 

移動 ・ 遺跡の中を移動する。

 

見る ・ まず基本はこれ。 物や場所を確認したりする。

 

取る ・ アイテムを取ったりする。

 

置く ・ アイテムを置く。

 

使う ・ 手持ちのアイテムを使う。

 

動かす ・ 歯車やレバーなどを動かす。

 

押す ・ 壁などを押す。

 

引く ・ ? ほとんど使わない。

 

壊す ・ 物や壁などを壊す。

 

組み合わせる ・ 二つのアイテムを組み合わせる。

 

洗う ・ 泉で鏡などを洗う

 

待つ ・ 時間を経過させる。

 

こんなにいらないかな、ちょっと多すぎます・・・(汗)

 

更に、このゲームはアドベンチャーと思えないくらい、アイテムも多いです。

 

どこでどれを使えばいいのか、頭の中がゴチャゴチャしてきます。

 

 

 

おまけに主人公には、RPGのようにレベルや体力の設定があり、遺跡内の悪霊との戦闘で勝利しなければなりません。

 

遺跡内の悪霊一覧です。

 

メクラマンサ(最初の悪霊、高僧の墓で現われる)

 

 

チラムバラム(カスティーリョで遭遇) 

 

 

スネークマスタ(カラコルにいる悪霊、チャック・モールの剣を装備する必要あり)

 

 

ゴモラス(千年の間にて、こいつも剣装備で)

 

 

デスキマイラ(戦士の神殿にいる悪霊、こいつは強敵です)

 

 

ジオスマイラ(球戯場に出現する敵、強化した剣で戦わないと勝てません)

 

 

さらに、主人公の行く手をさえぎる悪霊ども。

 

 

 

本作は、PC版アステカの続編である「太陽の神殿 アステカⅡ」(開発は日本ファルコム)のファミコン移植版であり、日本ファルコム最後のアドベンチャーゲームとなった作品です。

 

日本ファルコムからは、本作発売の翌年に「イース」が発売されており、本作も「イース」のように上からの見下ろし画面のフィールドを自由に移動するシステムが採用されています。

 

また遺跡内では、3D視点に変わり、多数のアイテムを組み合わせて使用したりと、これまでのアドベンチャーには無い斬新なシステムを取り入れていました。

 

もし、さらに日本ファルコムがこのゲームの続編を作り続けていたのなら、進化を重ねた末恐ろしいアドベンチャーゲームが誕生していたかも・・・

 

そんな、はかない期待を抱かせてくれるゲームです。

 

 

どくしゃになってね…