赤菱時計 天賦式10吋丸型グレシャム 大正時代頃【W207】 | れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

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赤菱時計 天賦式10吋丸型グレシャム 大正時代頃【W207】

 

 

非常に希少な赤菱時計の天賦式10吋丸型グレシャム、大正時代頃に製造された物です。
赤いダイヤ型のトレードマークを持つ赤菱時計は、時計産業が活発であった名古屋近辺で大正時代頃に創業されたメーカーのようです。

こちらの柱時計は『丸型グレシャム』と呼ばれるタイプです。
※「グレシャム」とは丸い時計の枠の後ろに機械の入った四角い箱を背負ったタイプの時計の事で、箱が無く丸い枠が背面まで通った(=平たい円柱状の)タイプの物は「トーマス」と呼ばれます。
同タイプの柱時計では文字盤の直径が12吋(約30cm)・全体の直径が約40cm位の物が多いのですが、こちらは文字盤が10吋(約25cm)の一回り小さなサイズの物です。
通常の振り子式に比べて振動や姿勢変化に強い天賦(テンプ)式のムーブメントを採用しており、当時は船の船室等で使用される事が多かったので、別名『船時計』とも呼ばれています。

各部に経年による傷や文字盤の文字の擦れ等の痛みはありますが、真鍮製のガラス窓枠は元々の金色が残っており、また木目を活かした本体にも大きな傷や割れ、木の収縮に寄る隙間等は無く、全体的な程度としてはかなり良い状態だと思います。

分解整備済みで巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/直径(高さ/幅):約33cm
    奥行:約10.5cm (いずれも最大部)

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