精工舎 六吋廿金(柳島工場製) 明治30年代後半【W178】 | れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

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精工舎 六吋廿金(柳島工場製) 明治30年代後半【W178】

 

 

希少な精工舎の小型柱時計「六吋廿金」、柳島工場時代の明治30年代後半頃に製造された物です。

明治25年創業の精工舎(現セイコー)は国内で現存する最古の時計製造会社です。

同社では長い歴史の中で様々なタイプの柱時計や置時計・腕時計等を製造されています。

 

当時の平均的な八角尾長等の柱時計は文字盤の直径が八吋(約20cm)または十吋(約25cm)でしたが、こちらの小型柱時計の文字盤は六吋(約15cm)サイズで、それに合わせてムーブメント(機械)も専用の小型の物が採用されています。

この六吋シリーズは現存数がとても少なく、大変貴重な物です。

※その中でも『六吋木地四ツ丸』は通称『姫ダルマ』と呼ばれる人気の高い逸品です。

本体には『杢引き』と呼ばれる木目状のペイントが施されています。

 

振子室内のラベル(画像4枚目)は黒地金彩のメダル2枚のラベルです。これは『ハノイ万国博覧会(1902〜1903年/明治35〜36年)』で金賞のメダルを受賞後、『東京勧業博覧会(1907年/明治40年)』で受賞して「メダル4枚」のラベルに変わるまでの期間に使用されていた物と考えられる為、製造年は明治30年代後半頃と判ります。

 

各部に経年による傷や剥がれ等の痛みがあり、文字盤もオリジナルのペイントの上から紙製(精工舎純正の補修用?)の物に変わっていますが、振り子室の窓の社名の金彩は綺麗に残っていますし、風防(文字盤のカバーガラス)の枠や振り子の玉も金色の輝きを残しており、全体的な状態としては良好だと思います。


時打は正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」という余韻のあるよく響く音色で鳴ります。


分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約42.5cm 幅:約23.8cm 奥行:約11.5cm 

    (いずれも最大部)

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