林時計製造所 金筋鋲打合長 明治20年代後半【W144】 | れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

レトロ〜アンティークな機械(ゼンマイ)式の置時計/柱時計専門のWEBショップです。
※一部’50〜’70年代の電気式の時計も有ります
http://retroclock.jp
こちらのブログでは新入荷の商品を随時紹介します。

林時計製造所 金筋鋲打合長 明治20年代後半【W144】

全体

文字盤

振り子室

振り子室内のラベル


林時計製造所の金筋鋲打合長柱時計、明治20年代後半頃に製造された物です。
明治時代後半から大正時代を経て昭和30年代前半頃まで、名古屋近辺では時計製造業がとても盛んな時期がありました。
その中でも明治24年創業の林時計製造所は、始祖と言われる『時盛舎(明治20年創業で日本初の本格的な掛時計量産工場を設立した会社)』を前身とする時計製造会社です。

こちらはその最初期に作られた『金筋鋲打合長』と呼ばれるタイプの柱時計です。
本体には全体に「杢引き」と呼ばれる木目状の塗装が施された上に、金筋と呼ばれる金箔のラインと、八角の角部分に装飾が施された鋲が打ってあります。
この鋲は脱落(欠損)しがちなので、全て残っている物は珍しいと思います。

振子室内のラベルには「HAYASHI ICHIBE(創業者の林市兵衛)」、 ボン針台には「AITIKEN HAYASHISEIZO」の文字があり(画像4枚目)、共に明治20年代後半の初期製品の特徴を示しています。
振り子の玉は平面ではなく細かな模様が入っています。
背面には大正9年7月に修理をした時計店のラベルが貼ってあります。

文字盤の変色や染み、金筋の剥がれ等経年による痛みは各所にありますが、120年以上の長い時を経た国内メーカーとしては最古クラスの品である事を考慮すると、全体の程度としては比較的良い状態だと思います。

時打は正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」という硬めの音色で、この時代の特徴である少し早めのテンポで鳴ります。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で作動しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約47cm 幅:約31cm 奥行:約11cm
     (いずれも最大部)
検索用:時計/クロック/機械式時計/ぜんまい時計/ぜんまい式時計/ゼンマイ時計/ゼンマイ式時計/柱時計/掛時計/振り子時計/振子時計/八角時計/鳩時計/目覚まし時計/目ざまし時計/硝子枕時計/ヘソ型目覚/ヘソ目/ヘソ形/角形/角型/キッチンクロック/レトロ/アンティーク/骨董品/ビンテージ/ヴィンテージ/シャビー/クウネル/工業系/ブロカント/ロハスフェスタ/大正モダン/昭和レトロ/昭和30年代/昭和40年代/OCCUPIED JAPAN/オキュパイドジャパン/ミッドセンチュリー/パタパタ時計/トランジスタクロック/通販/販売/修理/整備/オーバーホール/大阪/精工舎/SEIKOSHA/愛知時計/明治時計/東洋時計/東京時計/今津時計/高野時計/鶴巻時計店英工舎/津田時計製造所/ハートエッチ精工所/林時計/栄計舎/ANSONIA/NEW HAVEN/WATERBURY/SETH THOMAS/JAZ/JAPY/BLANGY/BAYARD/PETER/WESTCLOX/JUNGHANS/JERGER/SMITHS/PRIM/LUX/VEDETTE/WEHRLE/SERVICES/CHRONOTECHNA