精工舎 小金山高縁尾長(柳島工場製) 明治44年【W049】
精工舎の小金山高縁尾長タイプの八角柱時計、柳島工場時代の明治44年に製造された物です。
本体は「杢引き」という木目状の塗装がされています。
振子室の窓の「REGULATOR」は「標準時計」というような意味合いだそうですが、この時代には高品質を示す言葉として多くの時計に書かれていたようです。
振子室内のラベルは黒地金彩のメダル4枚のラベルなので製造年は明治40年代と判ります(※)。
※左2枚が『ハノイ万国博覧会(1902~1903年/明治35~36年)』、右2枚が『東京勧業博覧会(1907年/明治40年)』の受賞メダルの為
振子室内の保証書には「明治四十四年十二月八日」に「増穂村青柳(現在の山梨県南巨摩郡富士川町青柳町)の志村時計店」で購入された旨の記入があります。
製品名に「小金山高縁尾長」とあるのですが、精工舎のカタログ上の正式名称では「小金縁尾長(中高)」だと思われます。
文字盤は後年のアラビア数字(24時間併記)の物に交換された上に戦時中に貼られた24時間制の文字シール(13~24時)も残っているので、明治時代末期から大正時代を経て昭和20年頃まで、少なくとも30~40年間もの長い間大事に使われてきた時計のようです。
分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で作動しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。
サイズ/高さ:約56cm 幅:約30cm 奥行:約11.5cm
(いずれも最大部)
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