「8時だョ!全員集合」の特番で当時のコントを観ると、毎週違う会場からあれだけ仕掛けがあるセットを組んで、その一発勝負の仕掛けを活かしたコントを生放送でやっていたものだと驚きます。
2025年10月13日(月)に放送された「復活!!8時だョ!全員集合」を観ていたら、アパートの家賃を払いたくないから大家さんから逃げるというコントがありました。
アパートのセットは2階建てで高さも6mくらいはあるんですよ。
ドリフターズのみなさんがバリバリの頃だったこともあるのでしょうが、逃げる志村さん、加藤さん、仲本さん、ブーさんをいかりやさんが追いかけ回し、2階と1階をハシゴで昇降したり、そのハシゴをいかりやさんが掴んでいる時に2階側かハシゴを押して斜めにしたり、2階からポールで1階まで降りたり、果ては2階の隣室にはちょっとした足場を使って移動したり、左右に90度可動するベランダに志村さんが乗って隣の部屋に移動したりとか、高さがあるだけにおとなになった今の感覚だとハラハラしながら観ましたよ。
小学校低学年の頃は土曜8時は「8時だョ!全員集合」一択でしたが、小学校高学年になって「オレたちひょうきん族」が始まると、男子はひょうきん族を視聴する子がどんどん増えていって、私も観るようになりました。
ただ、私はドリフのコントは観たかったから、8時からコントが終わる20分頃までは「8時だョ!全員集合」。
コントが終わるとすぐにチャンネルを替えて「オレたちひょうきん族」にすれば、ちょうど「ひょうきんベストテン」が終わる頃で「タケちゃんマン」と「懺悔室」が観られました。
うちは当時ビデオもあったのですが、私用のテーブは1本しかなかったし、まだビデオのタイマーとか裏番組をどうやって撮るかも理解してない頃でしたから、小学生の頃はまだテレビはリアルタイムで観るものという感覚でしたからね。
毎週違う会場にお客さんを入れて、毎回一発勝負の仕掛けがいくつもあるセットを組んで、そのセットを活かしたコントを生放送でするなんて時代はもう来ないでしょう。
子供の頃は単純に笑ってましたけど、今となっては笑いながらも安全、コスト、期間などが頭を過ってしまい圧倒もされるんですよね。
毎週あんなに完成されたクオリティの高いコントを一丸となって届けてくださった、ドリフターズの皆さんと当時のスタッフさんや関係者の方々には心より感謝。


