もう20年くらいにはなる気がするんですけどね。
気が付いたら健康ブームとかで何でもかんでも減塩とか無縁と表記されたものばかりになってきているじゃないですか。
トマトジュースだって昔の塩っぱくて美味しいのが飲みたいし、塩鮭だって昔みたいに一欠片で塩っぱくて白米を多めに食べたいし、ランチョンミート(スパム)も塩っぱいのが食べたい。
減塩、無塩は美味しくない。
塩分量が高いのを毎日飲み食いする訳じゃないんだから、塩分高いのをたまに食べたっていいじゃん。
ランチョンミートだってスパムおにぎり作る時にランチョンミートが有塩で美味しければ、おにぎりの方の塩を減らせるし、ゴーヤチャンプルとか作る時だって加える塩分量を減らすじゃん。
塩の塊みたいな塩鮭だって、塩気が強ければ強いほど身を食べないけど、白米は食べられるじゃん。
塩気が強ければ食べる量、飲む量をちゃんと調整するんですよね。
たまに食べたくなるのに、どれも塩分量が少なめで美味しくないから減塩とか無縁と表記があれば、食べたくても美味しくないから買わないって思ってしまいます。
減塩や無塩と表記するなら、ちゃんと減塩してない方も売って欲しい。
平成中期くらいまでは普通にあった塩っぱいトマトジュースが飲みたいし、チューリップの塩っぱいスパム、塩の塊みたいな塩鮭で白米を食べたい。
スーパーで食材を買う人、料理をつくる人はまだまだ女性が圧倒的に多いから、減塩だから美味しくないけど体に良いから買おうという人の方が多いのでしょう。
塩気が強い食べ物を好きな人はたぶん男性が多いでしょうからね。
一人暮らしをしたり料理をしたりする男性は、減塩の食材が美味しくなくなっている、同じ料理を作っても味が違う事に気がついていますが、買い物をしない、料理を作らない男性はそのことに気が付いていなくて、声を高らかに挙げる人が圧倒的に少ないのでしょう。
微炭酸ブームが終わって強炭酸ブームが再来して微炭酸ブームより長く続いていたり、ナポリタンなんてダサいと平成初期には喫茶店でしか味わえない料理だったのが、イタリア料理ブームも普通に定着した今となってはナポリタン専門店もできるように食の好みは根強く続く場合がありますから、有塩ブームも再来しないかな。
食材は減塩ばかりだけど、塩パンだってブームになって定着したし、熱中症対策で塩分量が高い飴やサプリとかも夏になると一気に増えているんだから、有塩ブームが再来してもいい気がするんですけどね。