アラフィフ世代で車が好きだった方の多くは知っているであろうRECARO(レカロ)。

 

個人的な思い出としては、「人間工学に基づいて設計」という言葉をしっかりと認識したのはRECAROだった記憶。

 

あと、運転席と助手席をRECAROのシートに交換しようと思って調べたら、車のシートレール自体もRECARO用に交換しないといけなくて、シートレール部品代と工賃(不要になる純正シートとシートレールの処分費含む)で8万円くらい追加が発生するとか、情報はもちろん、オフ会で実際に同じ車種の人の交換している車に乗せてもらって確かめたりとか、情報はもちろん実際に自分で確かめるって大事だとも教えられましたね。

 

しかしイメージとしてはやっぱり車のシートとして最上級のブランドという認識の方も多いのではないでしょうか。

 

馬力や性能の優れていて、レース車両のベースになっていた人気車種には当然のようにRECAROが純正シートとして採用された時期もありましたね。

 

人間工学に基づいて設計されているため、長距離運転しても腰が痛くなりにくいとかホールド性に優れているので、カーブや峠道でもしっかり体を保護してくれるというシートで、ハードな固定仕様からリクライニング仕様まで形状のバリエーションも豊富だったし、車のシートだけでなくオフィス用のシート、さらに飛行機や新幹線などでも採用されているし、「シートといえばRACARO」は神話のようなもので安泰なんだろうというイメージだったので、破綻というニュースにはビックリしました。

 

ただ、記事をちゃんと読んでみたところ、「レカロの数多くある事業部門」のうち、「欧州部門(ドイツ)」の「自動車用シート担当」の「レカロ・オートモーティブ」のみが破綻したとのこと。

 

「レカロ・オートモーティブ」はレカロ・グループとは提携関係にあるけど経営自体は異なっている模様。

 

現状では他の事業部門はもちろん、「日本の自動車用シートはアジア部門が担っているため現状は影響はない」らしいです。

 

ちょっとだけホッとしました。