大学で古い映画を観せられることになり、最初はブーブー言っていた学生も終盤には集中して観ていたというXのポストがありました。

 

そのXのポストを読んで、ふと思い出したのが高校の頃の英語の授業。

 

高校3年の頃の英語の担任はまだ20代半ばか後半くらいの若い男性でした。

 

期末も終わった後に、英語の授業だけど視聴覚室へ呼び出され、「映画を観るよ」と言われたんですよね。

 

先生曰く「ヒヤリングの授業」という名目で、観せてくれたのは映画「サボテン・ブラザーズ」。

 

再生されると、いきなりメキシコ風カウボーイみたいな3人が登場。

 

その映画冒頭シーンで高校生の気持ちは全く掴めませんでした。

 

クラス全員が「こんな面白くなさそうな映画観たくない」、「どうせ観るなら有名な作品がいい」なんてブーブー言ってたのですが、内容はコメディ映画だったため、ツボる子が多くて要所要所で大爆笑。

 

しかし、授業中(60分授業だったか45分授業だったかも覚えてない)の視聴ですから、映画の途中までしか視聴できず、クラスのほとんどが続きを見せて欲しいと懇願し、当日だったか数日後だったかは定かではありませんが、放課後に視聴覚室で観られるようにしてくれたので、途中から最後まで視聴させてもらえました。

 

後日、土曜の学校終わりにクラスの子とレンタルビデオショップへ行った際に、レンタルビデオが並べてある棚に「サボテン・ブラザーズ」を発見し二人で爆笑。

 

レンタルビデオ専門店は地元だとそこの店舗くらいで、他は本屋とかにレンタルビデオもほんの少し置いてますという兼業スタイルのところが数軒という感じでした。

 

「サボテン・ブラザーズ」なんてマイナーな作品は、他の兼業でやっているレンタルビデオショップには置いてる訳がないと二人とも笑いながら瞬時に判断し、我に返りました。

 

「先生もしかしてここ来るのかな?」、「いや、先生はレンタルビデオショップとは反対側の隣の市から車で1時間くらいかけて来てるんじゃなかったっけ?。あっちの市のレンタルビデオ屋かもしれない」、「あっちの市のレンタルビデオ屋にサボテン・ブラザーズあるかなぁ?」、「ここより大きいレンタルビデオショップあるかなぁ」、「高校から車だとこのレンタルビデオショップまで15分くらいか」、「じゃあ、やっぱりここの可能性大じゃない?」、「下手すると出会う可能性もあるね」なんて言いながら、結局ちゃんと観たいということで「サボテン・ブラザーズ」を借りて、二人で家に帰って観ました。

 

コメディを短期間で2回続けて観ると、展開はもちろん、笑うところを覚えてたりするので始めて観た時ほどは笑わなかったような記憶ですけどね。

 

久しぶりに観たいな「サボテン・ブラザーズ」。