鼻中隔湾曲症の手術のため、3泊4日の入院生活を終えて退院しました。

 

入院初日は翌日の手術の説明、夕食後は明日の手術を終えるまで絶食。

 

入院2日目は午後から手術。全身麻酔で寝ている間に手術完了。

 

入院3日目は鼻腔から血交じりの鼻水(滲出液?)が止まらず出るし、気怠かった。

 

入院4日目の朝一で鼻腔の詰め物を抜かれて、手術と入院の費用を支払って退院。

 

ざっくりこんな入院生活でした。

 

初日は病院の夕食を18時すぎに食べたらそこから絶食。

 

2日目の手術日当日は鼻の手術だけど手術着と着圧ソックスを着用。

 

手術室に入って手術台に寝ると、手術着を素早く剥がされて胸部にモニター用の装置をいくつか装着されて、酸素マスクを着用すると1分もせずに記憶がなくなり、すぐに名前を呼ばれて起こされたくらいの感覚でしたが、すでに手術は終えていて、病室へ戻ると実際には2時間くらい経過してましたね。

 

入院や手術なんて初めての経験だったのですが、全身麻酔であっという間に寝落ちして、全身麻酔中に夢を見たりした記憶さえなかったです。

 

全身麻酔のために酸素マスクを付けられて、麻酔がどうこうという説明を受けたりしていたのでトータルだと1分くらいの感じでしたが、全身麻酔を入れますと言われてからは10秒も天井や周囲が見えていたかなという感じで落ちました。

 

目覚めたら鼻に何か詰められているから口呼吸しないといけないという違和感はあったけど、手術した鼻の隔壁辺りには特に痛みとかは感じませんでしたね。

 

手術室から病室までベッドで移動すると、看護師さんに「今から3時間はこのままベッドの上で安静にしててください。全身麻酔をしたので歩くと足がもつれて倒れるのでトイレへ行くのも禁止です。トイレの場合はナースコールで呼んでください」と言われました。

 

全身麻酔をしたからか病室に戻っても、1時間くらいは体は全然熱っぽさはないけど高熱が出た時みたいな気怠さがあって、上半身を起こす気にもならなかったですね。

 

1時間くらい経過してやっと体が楽になってきて、スマホを操作したりLINEで連絡したりとかする気になったという感じで、3時間くらい経過して許可されたら、トイレも普通に歩いて行けました。

 

その日の夕食はお粥などでしたけど、味は味覚で感じるけどニオイが全くしないので、味覚を最大限に意識して味わいました。

 

鼻腔にはスポンジのような詰め物が入れられていて、それとは別に丸めた綿が鼻栓として鼻の穴に入っているのですが、鼻水なのか怪我した時にできる滲出液なのか分かりませんけど、絶えず流れ出てくるんですよね。

 

だから鼻栓として鼻の穴に詰めている丸めた綿が30分から1時間ほどでキャパオーバーになるらしく、綿からポタポタと雫が落ちるようになるので、鼻に詰めた綿がたっぷり吸ったなぁと思うと自分で交換。

 

術後に綿を取り変える時にチェックすると、術後の翌朝くらいまでは血交じりでしたけど、翌朝くらいからは血もたまにしか付着しないようになり、薄いピンクとか黄色っぽかったのがどんどん薄くなりました。

 

鼻に綿を詰めた状態だし、相部屋だし、トイレには一度廊下へ出ないといけないし、耳鼻咽喉科へ行く時は入院患者以外の人と会ったりすれ違ったり、同じ待合所で待つこともあるし、病院は当たり前のようにマスク着用ですし、インフルエンザやコロナも流行っているし、歩いている時に鼻水が落ちる可能性もあるし、など色々と考えた結果、手術後は基本的にマスクを着用して過ごしていたのですが、夜間に寝ている間も鼻に詰めた綿から雫が落ちたら起きて、取り換えてまた寝ての繰り返し。

 

ついでに手術の翌日は目から涙もよく溢れるので担当医に確認すると、これは涙腺は鼻と繋がっていて、鼻に詰め物が入っているから涙の鼻の方にある出口が塞がれているので、目の涙腺から溢れるという説明をされました。

 

とにかく術後は鼻から鼻水か滲出液が止まらないし目から涙も止まらないし、口呼吸しかできないから喉が渇くという、花粉症の症状がめちゃくちゃヒドイ時みたいな感じでした。

 

退院の日の9時前に耳鼻咽喉科へ行くように看護師に言われ、担当医に鼻の詰め物を抜いてもらったのですが、これが物凄く激痛を伴いました。

 

痛みには強い方なのですが、抜く時には叫んでしまうレベルの痛みでしたね。

 

痛みが治まるまでしばらく待機した後、手術の痕などを担当医がチェックした結果、問題ないと判断されました。

 

点鼻薬とかされて、「今は腫れがまだ残っているけど、治まればこれくらい呼吸しやすくなります」と説明されたけど、手術前とは鼻から吸える空気量が全然違うことに感動しましたね。

 

鼻から出る鼻水だか滲出液のような液体も、詰め物を抜いたら自然と出なくなると説明されて一安心。

 

しかし、まだしばらくは鼻腔を乾燥させてはダメということで、鼻に綿を詰めて生活しないといけないとのこと。

 

毎食後に飲むように言われている痛み止めのおかげかもしれないけど、鼻の手術した跡が痛いというようなことは全く感じていません。

 

ただ、しばらくは1日中ずっと鼻に綿を詰めて生活しないといけないし、口呼吸だけで過ごさないといけないのが辛いです。

 

私は3泊4日の入院を選択しましたけど、この鼻中隔湾曲症の日帰り手術を選択する人もいらっしゃるそうですが、この手術をして翌日から普通に通勤して働いたり、通学して勉強できる人もいるんでしょうか。

 

私は手術前は鼻の中の手術だから翌日は普通に生活できるだろうと思ってましたけど、鼻の綿を頻繁に交換しないといけないし、体も何となく気怠さがあったので、私は日帰り手術を選択しなくて正解でした。

 

どなたかの参考にでもなれば幸いです。