お弁当を持参していた中学生とか高校生の頃に思いを馳せて、いくつか思い出しました。

 

中1の時のクラスメートで中も良かったのですが、お昼の時間にはお弁当の蓋を立てて、弁当の中身が見えないようにして食べる子がいましたね。

 

私たちの弁当を見たら、自分のおかずが品祖だから見られたくないというのが理由でした。

 

「お弁当が日の丸弁当でも別に誰も笑わない」って何人かで言ったのですが、頑なに見せず、覗き込もうとフリでもすると、弁当の蓋を閉じて隠すような食べ方を1年続けた子がいましたね。

 

その後そのこと同じクラスにならなかったし、高校もいっしょじゃなかったけど、あの子は6年間あの蓋で弁当を隠し通すことができたのだろうか。

 

あと中学の時はいなかったと思いますが、高校の時には弁当を持って来ない子もいました。

 

ただ、お昼ご飯代は持って来ていて、禁止されていましたけど昼休みになると学校を抜け出して、近くのお店でカップヌードルとかパンとか色々買ってくるんですね。

 

高校でお昼にカップヌードルを食べられるのがうらやましくて、何度かいっしょに抜け出して買いに行ったんですよね。

 

お店に行くと何人か必ずいたけど、お店のおじちゃんとおばちゃんも学生服でお昼休みに買いに来てもそこはスルーですし、先生も気が付いていたとは思うのですが、3年間一度も注意されたりしたこともありませんでした。

 

カップヌードルといえば、それまで普通のしか食べたことがなかったのですが、その子がカップヌードルは色々食べたけどこれが一番美味しいと勧めてきたのがカップヌードルのシーフード味。

 

食べてみたら確かに美味しくて、それ以来大人になってもカップヌードルは基本的にシーフード味を選ぶようになりました。

 

あと地元ではどこでも売っていた地方メーカーのコーヒー牛乳も、この子が美味しいと勧めてくれてハマりましたね。

 

家だと普段は基本的にコーヒーはブラックしか飲まないのですが、帰省した時は懐かしくて朝用に高校生の時によく飲んでいたコーヒー牛乳を買ってしまいます。

 

カップヌードルシーフード味とか地元に帰省した時にコーヒー牛乳を見ると、ふとあの子のことを思い出します。

 

あの子も20代半ばに会ったのが最後。

 

帰省した時に連絡したら「家に迎えに行くね」と言うので自宅で待ってると、真っ赤なスポーツカーに乗って来てビックリしたなぁ。

 

元気にしていればいいな。