BS松竹東急で放送している「必殺仕置人」が面白い。

 

「必殺仕置人」は、必殺シリーズの第2弾、藤田まことさん演じる中村主水シリーズの第1弾。

 

私は後年の「仕事人」や近年の東山紀之さんが主演のシリーズしか知らなかったので、だいたい依頼主は悪人に殺される感じで、悪人は仕事人に殺されるパターンのイメージ。

 

しかし、「必殺仕置人」だと前半は依頼主に悪人の最後をあえて見せたり、事の顛末を報告したり、仕掛人が手を下さず、悪人が制裁されるように仕向けたりとか話のバリエーションが豊富。

 

山﨑努さん演じる念仏の鉄は、骨外しが技ということもあって、悪人が話せないようにしたり、腕を使えないようしたり、半身不随にしたりといった技を使うことで、自ら手を下さずとも悪人が制裁されるように仕向けたりできるので話のバリエーションも作りやすいのかもしれない。

 

中村主水が後年と違い、八丁堀らしく調べ物をしたり、牢屋にいる大物と話を付けたりとか裏方的な動きをしたり、仕置で直接手を下さない時もあるとか、キャラの設定をうまく生かしている気がしていい。

 

あと沖雅也さんのアクションが迫力と跳躍力があってスゴイ。

 

悪人を始末して終わりじゃなくて、依頼主が前を向いて生きていけるように悪人は懲らしめるという感じがいいのかな。

 

第6話に中尾彬さんが辻斬りを趣味にしている藩主という悪役で出演されていて、若いなぁと思ったのですが、その側近役の人も見たことある顔だなぁと思ったんですよね。
 
ささきいさおさん?と思ったのですが、ささきいさおさんと言えばやはりアニメとか特撮の歌手や声優さんのイメージでしたが、もしかしたら俳優さんもやられていたのかなぁと思ってエンディングまで観たところ、やはり佐々木功さんのお名前が書かれていて驚きました。
 
古い作品はこういったところも面白いですよね。