2023年の夏はフジテレビで「FNS27時間テレビ」が4年ぶりに復活するそうです。

 

「千鳥の鬼レンチャン」を軸に千鳥さん、かまいたちさん、ダイアンさんの三組がMCとのこと。

 

「FNS27時間テレビ」は、学生時代に7月下旬の夏休みになるとすぐに放送されていたイメージがあって、地元の系列局も全国放送で映るのとか番組の企画とかがお祭り感があって、休止前までは毎年観ていました。

 

そんな「FNS27時間テレビ」ですが、私が確か大学生の頃だったので90年代の初頭くらいだったと思います。

 

うちの父が当時レンジローバーの購入を検討していて、地元の近隣の市にあったローバーのディーラーか代理店かに見積まで行っていたんですよね。

 

そのディーラーか代理店にはレンジローバーの実車がなくて試乗もできないし、レンジローバーは注文しても納車まで数ヵ月かかると言われたそうで、父は毎回車検時に買い換えていたけど、数ヵ月待ちだと車検通さないといけなくなるとかで、購入をどうするか悩んでいた時期。

 

そんな時期に、たけしさんがさんまさんの愛車だったレンジローバーをゴルフクラブで叩いたり、踏ませたり、たけしさんが運転してフジテレビの駐車場に臨時で作られていたコンクリートブロックを積んだ駐車スペースで、車庫入れ時にわざと車をブロックにぶつけたりとか、当てたことでバンパーの部品が外れるとかハチャメチャなことを生放送でやったんですよね。

 

その放送中だったか、笑っていいともとかでの後日談だったかは忘れましたが、さんまさんが「レンジローバーなのにコンクリートブロック乗り上げただけでパンクした」って言ったんですよね。

 

当時父は私にもレンジローバーは「砂漠のロールスロイスと言われるくらい、イギリスでは上流階級の人が広大な敷地を乗り回すような車で、悪路に強くて乗り心地がいい最高峰の四駆」と車か何かの雑誌で読んだ受け売りの知識で、私にもレンジローバーの良さを語ってました。

 

私が「イギリスの広大な敷地ってイメージだと森とか芝生とか畑のイメージだけどなぜ砂漠?」と確認したら「そこは知らないけどそう言われている」って言われて「なんだそれ」って思ったんですが、インパクトがある話だったのでいまだに覚えてます。

 

レンジローバーは、悪路にも強くて乗り心地がいい車って印象だったのに、ブロックを1個とか2個とか踏んだくらいでパンクしたということが父はかなりショックだったようで、それくらいでパンクするなら、地元の未舗装の山道とか河原とかを走れないということで、父はレンジローバーに対する熱があっという間に冷めたんですよね。

 

帰省した時とか、家族で車に乗っている時に大きい四駆とか見掛けると、母がよくこのFNS27時間テレビのレンジローバーの一件と、そのおかげでレンジローバーを買わずに済んだという話題になって大笑いします。

 

あそこでレンジローバーがブロックなんか楽々乗り越えたり、バンパーも部品が落ちたりせず、傷一つ付かないとか、ドアを叩いても凹まないとか、そんなこと普通の車ならあり得ませんが、そんな感じだったら大いにレンジローバーの宣伝になったんでしょうけどね。