最近BSで放送があったので録画して観た映画「ミスト」。
「ミスト」の原作者は「スタンド・バイ・ミー」や「ショーシャンクの空に」などの映画の原作でも知られるホラー小説の巨匠スティーブン・キング氏。
そんなスティーブン・キング氏が絶賛したらしい「原作とは違う結末」という番組表の説明で興味を抱いて視聴したのですが、私は映画の結末にだいぶメンタルをやられて、観る前の状態まで気持ちが戻るのに軽く2日くらいかかりました。
例えば映画「セブン」や「シックスセンス」とか結末が秀逸な映画は、その物語や設定はもちろん伏線なども含めたうえで、よくできた映画作品として納得できる訳ですが、「ミスト」は映画を観た後に初めて味わうレベルで打ちのめされましたね。
映画を観てから原作小説「ミスト」の結末を調べましたが、小説の結末のパターンは、違う色んなジャンルの作品で、似たような展開や結末に用いられていた気がすると思うと同時に、もしかして原作小説の「ミスト」が、このパターンを用いたのは最初だったのかもと気になりました。
確かに小説と映画だったら、冒頭から結末、定番の展開と思わせておいての伏線回収まで、作品としては本当によく出来ていました。
ちなみにこの映画「ミスト」のフランク・ダラボン監督は、「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」も監督、脚本もされています。
「ミスト」は「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」とは方向性は違えど、同じくらい心に残る作品でした。