4月1日、シリアのイラン大使館が空爆された。
アメリカのメディアは、スラエルが空爆をやったと報じたが、イスラエルは大使館ビルの空爆を認めていない。
イラン側は空爆直後から、イスラエルの仕業だと主張した。
イランのメディアは、イラン大使館の空爆で革命防衛隊の幹部が少なくとも7人が死亡したと伝えた。
空爆されたのは、本館に隣接し領事部門が入る建物。
死亡した7人にはコッズ部隊の司令官2人が含まれていた。
このうち1人は、2016年までシリアやレバノンでの作戦を指揮していた人物だという。
シリアのイラン大使館空爆、革命防衛隊幹部ら死亡 イスラエル攻撃か | 毎日新聞 (mainichi.jp)
イランは報復措置として、イスラエルをミサイルや無人機(ドローン)で攻撃した。
イスラエル軍によると、少女1人が負傷したほか、軍事施設1カ所が軽微な被害を受けた。
イランの革命防衛隊は「シオニスト政体(イスラエル)の数多くの罪に対する対応」だとしている。
イランは攻撃が終了したすぐ後に12個のメッセージを公表した。
植民地主義政権イスラエルに対するイランのミサイル・無人機作戦が持つ12のメッセージ - Pars Today
革命防衛隊の中にコッズ部隊と呼ばれる特殊部隊があり、この部隊は暗殺もやる。
イスラエルにも諜報機関モサドの中にはキドン(Kidon)と呼ばれる部隊が暗殺をやる。
モサドの諜報員がイランの路上でアルカイダのNo2を暗殺│ミリレポ|ミリタリー関係の総合メディア (sabatech.jp)
コッズはアラビア語表記ではアル・クドゥス(Al-Quddus)で、「聖なる」や「神聖な」を意味する言葉。
池上彰氏はコッズ部隊のことを「言ってみればエルサレム部隊という意味になるわけです。イスラム教にとっての聖地エルサレムを何としてでも守ろうという部隊だというわけで…」と説明した。(5:40)
なぜイランとイスラエルは激しく対立している?全面戦争のリスクもある中東の“いま”を分かりやすく解説!【第5次中東戦争の危機】 (youtube.com)
エルサレムはイスラム教では預言者ムハンマドが逝った場所。聖地は宗教が発生した場所と考えるなら、エルサレムはイスラム教の聖地ではない。
しかし、コーランによると、イスラム教の預言者ムハンマドが「聖なる岩」から光のはしごを昇り、天国に渡ったと言い伝えられているから、第3の聖地といわれている。