日本の建国記念日は、日本の初代天皇である神武天皇が即位した2月11日に制定されている。

 

即位した年は紀元前660年で、古事記によれば、神武天皇が大和国を征した翌年だ。(参考 ウィキペデイア)

 

神武天皇が実在したと思わせる、遥か昔から伝わる伝承が宮崎県美々津(みみつ)町にある。

それは旧暦の8月1日の未明に、子供たちが町内を「起きよ 起きよ」と声かけながら回る「起きよ祭り」。

 

神武天皇一行が天候の都合で急に夜明けに出航することになり、寝入っている人を起こすために「起きよ 起きよ」と声をかけて回ったことに由来するそう。(参考 宮崎県季刊誌「Jaja」じゃじゃ (miyazaki.lg.jp) )

 

 

実在したと思わせる本「海の二千六百年史」(高須芳次郎 著)もある。

 

第1編 神話時代及び建国時代

 

二 神武天皇の御東幸と日本海軍

 

日本の海事上、重視すべきは、神武天皇の御東幸に当たり、主として海軍によられたところが多かった一事である。

蓋(けだ)し、四面、海を以って囲まれた日本において、遠く大和へ東幸遊ばされるについて、海路を選ばれたのは当然のことである。

--- (途中略) ---

今度は、船を進めて、安芸の埃宮(江宮)に赴かれた。この地には、七年間、駐軍されたのである。

 

 

実在したと思わせる神社もある。

 

■ 安芸郡府中町にある埃宮多家(えのみやたけ)神社

この地は神武天皇が日本を平定する旅の途でお立ち寄りになったと伝わる。

 

多家神社について|多家神社 (埃宮) (takejinja.net)

『古事記(712年完成)』に阿岐国[安芸国](あきのくに)の多祁理宮(たけりのみや)に神倭伊波礼毘古命[神武天皇](かむやまといわれびこのみこと)が七年坐すとあり。『日本書紀(720年完成)』には埃宮(えのみや)に坐すとある。
この多祁理宮あるいは埃宮という神武天皇の皇居が後に当社となった。

 

 

神武天皇の実在性を支えるするようなものは捜せばいくらでもてできそうな気がする。