ひょんなことから動画タイトル「資源烈烈 本場で咆える」を目にし、それが青山繁晴チャンネルからの配信であり、「一体。どうして咆えたの」と興味を覚え、視聴しました。

【ぼくらの国会・第361回】ニュースの尻尾「資源烈烈  本場で咆える―ぼくらの国会@新潟」 (youtube.com)

見ると新潟メッセというホールで催された講演会での模様を収録したものでした。

この講演が行われたのは令和4年(2022年)5月22日で、2022年の参議院選挙が行われる2カ月前でした。
青山氏が初めて参議院選挙に当選したのは2016年だったので、この講演をした時は参議院選挙に出馬するか迷っていたのかもしれません。


講演の中で、経済産業省内部からも総理官邸内部からも聞いた話しを紹介していました。

「もし青山さんが二期目に出なかったり、落選したら人事は全部逆転させる。自前資源はもうなかったことにする。」

ここでの自前資源とは、日本海側の海底に存在する低層型のメタンプルームをさしています。プルームとは柱や円筒のような形状のものを意味する言葉で、メタンハイブレート(メタンが高水圧と低温でシャーベットみたいになったもの)が柱のようになって海底の表層近くにあらわれたものです。


この話の意味を素早く理解できるように講演の一部を少し私なりに整えて書いておきます。

・一民間人であった青山氏の発案で設立された「日本海連合」(正式名称は海洋エネルギー資源開発促進日本海連合の会合で、経済産業省の石油・天然ガス課長である南亮氏が「日本海側のメタンハイドレートを実用化する話になっただけで、ロシアのプーチン大統領が『天然ガスの値段を下げます』と言ってきた」と話したところ、南氏は左遷されてしまった。
(低層型ハイブレートはコストに見合うかたちでメタンを取ることができるので、プーチンはこのように言って日本をけん制したのだと思います。)

・この会合には主だった大手メディアが出席していた。自前資源により日本が強くなるほどの大ニュースなのに全てのメディアは無視した。

・左遷された南氏だが、青山氏が参議院議員になった後に復活した。しかも課長よりも上のポストである資源・燃料部長という上位の役職として。さらには、青山氏たち(青山繁晴議員や彼の妻である青山千春博士、独立総合研究所など)の活動を理解してくれた人たちが、資源・燃料部のラインにズラリと並んだ。


青山氏の後ろには6年前の50万人という主権者がいることを、さすがに自民党幹部は無視できなかったのでしょう。

青山氏たちを邪魔をする人たちとは、当時の経済産業省、東大の一部の先生、旧石油公団のJOGMECです、そして背後にいるアメリカの国際石油メジャー資本がいます。何と青山繁晴と青山千春を亡きものに使用と圧迫をかけてきて、大学から出て行け、独立総合研究所は潰してしまえと、その動きがずっと続いてきました。

青山氏からは、自民党の議員の中には青山繁晴チャンネルを見ているという人もいると聞きます。

ともすると私たち一般人は選挙に投票することでしか政治に参加できないと思いますが、青山繁晴チャンネルに視聴者として登録し、配信された動画がいいなと思ったら「いいなマーク」をポチッと押すことだけでも、自民党の政策を大きく転換させることができえます。


青山千春博士は、開かれた国際学会AGU(アメリカ地球物理学連合)で、2004年の12月に「ナホトカ事件の調査で偶然発見したろうそくの柱のようなものは天然ガスであるという発表をしたところ、大変な反響がありました。何故かというと、化石燃料でありながら使った方が地球温暖化を防ぐ。こんな資源にあるのかと驚いたということです。そして海底から立ち上がっているものをメタンハイドレートの中のメタンプルームと名付けられました。メタンの地球温暖化に影響する度合いは二酸化探炭素よりも21倍から25倍以上もあります。この数字は研究が進む毎に数字が上がっています。日本海全体が地球温暖化に大きな影響を及ぼしていると言えます。

 

講演には、青山千春博士は東大に入れるほどの頭脳があったにもかかわらず、博士の父上が「海はいいぞ」話してくれたことが影響して東京水産大学に入った逸話などがあって楽しいものとなっています。また、青山氏が激しく怒るものだから、彼の頭からメタンプルームならず海底火山が爆発しと言われた話も面白かったです。