10月7日の午前6時半頃に、パレスチナのガザ地区を支配するイスラム組織ハマス*が突然、イスラエルへの攻撃を開始した。

* : ハマスという名称は、アラビア語で「イスラム抵抗運動」の頭文字を並べたもの。


この攻撃はガザ地区からの大規模なロケット攻撃。発射されたロケット弾の数は何と5000発。

この攻撃が引き金となりイスラエルとハマスは戦争状態に突入した。ネット上には悲惨な被害の写真が投稿されているそうだがショックを受けたくないから見ないことにしている。しかし、何でこんな野蛮な戦闘行為が起こったのか、背景は知りたいので、何人かの識者の発信のうち、私が腑に落ちたものを以下より書き綴る。

(識者の言葉をそのまま引用していませんので、正確なニュアンスを知りたい方は、リンクを付けていますので元情報をご視聴してください。)


この攻撃にイランが攻撃計画の立案を支援していたとう記事が米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は8日から出ている。

 

イラン「革命防衛隊」で対外工作を担うコッズ部隊の幹部は8月以降、ハマスやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどイランが支援する四つの武装勢力の代表らとレバノンで会合」
(https://news.yahoo.co.jp/articles/7e0cbb4fc3d302b9e4ed814af295b9d36c61a82e)

この記事に書かれている内容はたぶん本当だろう。なので、ハマスの攻撃にイランが関わっていることは明らかだ。

山口敬之氏の話によると、イランとアメリカの民主党政権に表に出てこないルートがある。これには本当に驚いた、

■ ジャーナリストの山口敬之氏の見立て
イランとアメリカは対立関係にあるが、アメリカの民主党のなかにイランと繋がるルートがある。民主党のオバマとバイデンは「革命防衛隊」と裏で繋がっている。日本にはこの繋がりを指摘する専門家はいないが、イギリス、アメリカ、イスラエルの中にはいる。これは今回の軍事衝突を見る上では欠かせない視点だ。

背後にはイランが存在していることは皆が分かっているので、他のアラブ諸国はどうするのか。ハマスはスンニ派、ところがイランはシーア派の国。中東でシーア派の大きな国はイラクぐらい。なので今回の戦争は第四次中東戦争ほどにはならないという見方もある。イスラエルとイランの二国間戦争になり、世界大戦にまで広がることはないだろう。これについてはアラブ諸国の出方次第であるし、そもそもイランはアラブ諸国ではない。
(https://www.youtube.com/watch?v=_oisq6OsmFo&t=38s)

■ フーバー研究所の研究員ビクター・デイビス・ハンソン(Victor Davis Hanson)の最新レポート。(https://www.realclearpolitics.com/articles/2023/10/13/hamas_and_amoral_clarity_149895.html#!)

このレポートを読むと、
山岡鉄秀氏がこのレポートを紹介していた。

 

 


・バイデンは、凍結されていた60億ドル(イランが韓国に石油を売った代金)をリリースするよう韓国に強要した。(対応原文 : Biden was intent on forcing South Korea to release to Iran $6 billion in sanctioned frozen money.)

・韓国が止めてたやつ(60憶ドル)をイランにリリースしてしまった。ただし、これはパレスチナ人を助けるという人道支援にしか使ってはいけないとが条件。でも、イランに渡したらこれだよ。わざわざ戦争が起こるような状況をバイデン政権がつくった。

・バイデン政権が発足した直後に、パレスチナとの交渉官に、反イスラエルであり親パレスチナの人が任命された。
その人は結局、あまりにもパレスチナよりのことをやりすぎて、今、FBIの調査を受けている。
(対応原文 : Biden and company quickly restarted the defunct Iran appeasement deal -- a leftover from the anti-Israeli Obama administration. No surprise, they appointed radical pro-Iranian activist Robert Malley to head the negotiations.

 

Malley allegedly has leaked American classified documents to Iranian officials and is under investigation by the FBI. He did his best to place pro-Iranian, anti-American activists into the high echelons of the U.S. government.

)

一方でイランに金を渡す。
このようなことをやっているから、当然、こうなってしまう。
戦争を誘発するような動きがバイデン政権にあった。
このような動きはオバマ政権にもあった。
オバマ政権は反イスラエル、親PLO・バレスチナで資金援助をしていた。
これに対してトランプは「そんなことをしたらテロが起こるじゃないか」と怒り、援助を止めさせた。そして、イランに対しても制裁をした。
ところが、バイデン政権になったら、オバマ路線復活で、また資金援助をやりだした。
ハマスがあたかも中東の正式なプレイヤーであるかのような印象を与えて、さらに、アメリカは中東そしてイスラエル支援から手を引くという印象も与えている。

■ なぜハマスはイスラエルを攻撃したのか。

馬渕睦夫元大使は世界の人々の関心をウクライナから逸らすためという。

 

 

この見立ては当たっていると私は思う。(現実に今、報道はイスラエル・ハマス間の戦争のことで賑わっている)

 

以下の文章は馬渕氏の言葉を拾ったもの(完全ではありません)
・ハマスを育成したのはディープステートです。

・ディープステート(DS) はウクライナを利用してロシアを潰すことに失敗したので、追い詰められている。

・これ(ハマスにイスラエルを攻撃させたこと)は最後のあがきである。

私は、馬渕氏の言う通りDSがウクライナで失敗し最後のあがきに出たことが、当たっていることを願う。

[関連記事]
米国、韓国が送金した60億ドルの「イラン石油代」再び凍結
https://news.yahoo.co.jp/articles/45cee785faf355d28a1cbde4dc56ce48b735ea3b