めざせ坂本教授だぜ!
「はいはいヨカッタデスネー」
ばっ馬鹿にしてるなっ、俺は絶対になるんだい!
「ほぅー、じゃあ私の前で一曲お願いしますよ」
ふぐぅ。ひ…弾けません…
「分かったなら早く本題に入ってください」
はい…
という訳で、今回は私が買ってきたミニキーボードのお話です
「?」
「鍵盤ハーモニカ…ですか?」
だからミニキーボードだと言っとろうに
その証拠に開けると、ホラ
「おお、ホントだ」
製品概要:YAMAHA ポータサウンドPC-100
同時発音数:8音
音色数:10音
リズム:10
自動伴奏機能・リズム機能搭載
プレイカードによる自動演奏機能
単二電池6本駆動
1982年発売
「年がたってる割には綺麗ですね」
そりゃそうだ、ボコボコの汚いやつだったら買わないよ
「そりゃそうですけど・・・」
この機種の特筆すべき点はやっぱりプレイカード
「何ですか、それ?」
このカード、一見楽譜に見えるけど
下の方に磁気で音楽の演奏データが入ってます
「あ、ホントだ」
このカードを本体のリーダーに通すと…
「おお!自動演奏だ」
これで楽器できない私でもバッチリって寸法よ!
「凄いじゃないですか、プレイカード」
ただ残念なことに・・・
「?」
このプレイカード、謎に包まれていて
一緒に入っていた広告には{プレイカード順次発売予定}と書いてありますが
現在、インターネット等で調べてみても情報がまったく無く
プレイカード対応機種もこれだけなのではないか、と思いまして
「実はものすごく貴重なものかもしれないから無闇に使えない、と」
はい…
「コレクター魂炸裂ですね」
しょうがないだろ、もしデータが飛んだらどうするんだ!
「まぁ、心配性だこと」
ううう…
では、そろそろこんな茶番にも飽きてきた人がいるみたいなので
「どうするんですか」
このブログで機械を取り上げたらすることは一つ!
「まさか…」
分 解 するぞぉぉぉぉぉ
「壊さないでくださいよ!」
そんなヘマするかい
それでは、おもむろにキーボードをひっくり返しネジを外します
そして基板に付いているネジを外し、コネクタを優しく外します
ポロッと取れました
「簡単に取りましたね」
まぁ簡単な仕組みだったからね
じゃあ音源チップを見てみましょー
チップ2:YM1019
「音源は何ですか?」
最初はFM音源かなー、と思ったんだけど・・・
「FM音源ってあれですよね、DX-7とか旧作東方(PC98・86音源)とかメガドライブとか」
あ?最後なんだって?
「きゅ・・旧作東方です」
メガドラとか・・・
「そ、空耳ですよっ」
まぁいいか
で、最初はFM音源だと思ったんですが
YAMAHAのFM音源チップはYM2~系列なので
たぶんこれはアナログ音源だと思います
「そうですか・・・(誤魔化せたか?)」
音色としてはとってもチープで妹の今時のキーボードと比べるとかなり劣ります
まぁ私が楽しいからいいんですけどね
ルギア後で職員室来なさい
「ひぃいっ」