スタンドバイミー(1986)【70~80年代の思い出映画の1つ③】 | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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ノスタルジック満載の青春映画

 

スティーブンキングの中編小説「The Body(死体)」を映画化

 

 

久々の鑑賞でしたが

 

 

やっぱりおセンチになっちゃうね

 

 

 

「スタンドバイミー」

 

 

 

1987年日本公開 / 89分 / アメリカ (原題:Stand by me)

 

監督    ロブ・ライナー
脚本    ブルース・A・エヴァンス/レイノルド・ギデオン
原作    スティーヴン・キング『スタンド・バイ・ミー』
製作    ブルース・A・エヴァンス/アンドリュー・シェインマン
音楽    ジャック・ニッチェ
主題歌    ベン・E・キング『スタンド・バイ・ミー』
撮影    トーマス・デル・ルース
編集    ロバート・レイトン
配給    コロンビア ピクチャーズ

 

キャスト

ウィル・ウィートン/リヴァー・フェニックス/コリー・フェルドマン/ジェリー・オコンネル/キーファー・サザーランド/リチャード・ドレイファス他

 

モダン・ホラーの帝王スティーヴン・キングの非ホラー短編を基に、R・ライナーが少年時代の想い出をさわやかに描き上げた名編。オレゴンの田舎町、行方不明になった少年の死体を見つけようと、ちょっとした冒険旅行に出かける4人の少年。コロコロと笑い、ささいな事で怒り、突然不安に襲われたりする、少年期特有の心情がつぶさに描かれており、少年時代の原風景とでも呼べる山や森を見事に捉えた映像と相俟って、かつて少年だった男たちの琴線に触れてやまない一編である。そして、タイトルにもなっているベン・E・キングのスタンダード・ナンバーは、何にもましてこの作品の切なさを代弁している。

(allcinemaより抜粋)

 

Wikipedia:スタンド・バイ・ミー  英語版:Stand by me (film)

 

 

*****

 

 

はい、では本日も思い出の作品になっております。

 

想い出の映画といいますか、

 

観ると自分の小学生のころの思い出に浸れる作品でございます。

 

こちらも以前に一度上げていますが終始原作者のキングの話になっていたようで、

 

ちょっと物語に沿ってやっていきましょう。

 

 

まずメインタイトルが現れ、

 

ファーストカットはランドローバーのクラシック・シリーズⅡ

 

 

 

乗っているのはリチャードドレイファスさん

 

 

新聞に目をやるとナイフに刺された弁護士の死亡記事が書かれている

 

 

そこから少年の頃の回想が始まる

 

 

 

 

時代背景は1959年

 

住んでる街はキャッスルロック

 

 

ゴードン=ウィル・ウィトンは安価のサスペンス小説の雑誌を買い秘密の小屋へと行く

 

 

 

昔は空き家だったり友達の家の使ってない部屋を「秘密基地」と称したまり場にしていたものだった

 

 

仲間には

 

 

 

ガキ大将的リーダーであったクリス・チェンバーズ=リヴァーフェニックス

 

 

 

ちょっとだけイカレタ態度をとる少年テディ=コリーフェルドマン

 

 

 

ちょっとおっとりしていて憎めないバーン=ジェリー・オコンネル

 

 

ことの発端はバーンの盗み聞きした森の中に死体がある話から

 

1泊2日で死体を探して観に行こうということになる

 

 

 

ゴードンは乗り気ではなかったがみんなで行くということになる

 

ゴードンの家族

 

 

父と母は兄のデニーを亡くしてから気を病んでいた

 

そんな家庭内でゴードンは自分だったらよかったと被害妄想を起こしている

 

 

兄はジョン・キューザック

 

 

弟の善き理解者でもあった

 

 

 

兄にもらった帽子をかぶり死体探しの旅へ

 

 

 

クリスはこっそり銃を持ってきていた

 

 

道中に町のイカレタ若者集団に会う

 

 

リーダーはエース=キーファーサザーランド

 

兄と同じ世代の不良グループ。

 

大事な帽子をとられてしまうが、逆らえない

 

 

みんな集まり、

 

線路を通って森へ入る

 

 

 

 

 

 

 

これから旅へと向か会う前に食料調達に1人買い物に出向くのだが

 

 

 

ここでコイントスをする。

 

1回目は4人とも裏が出て、バーンが不安がる。

 

2回目はゴードンが1人逆になり買い出しへ向かう

 

この時の2回目のコイントスは原作では、ゴードンだけが表で、他の3人は裏が出る

 

そのことは原作の方ではオチへの伏線となるのだが映画の方ではなくなっている

 

 

 

 

森を進む中で、ゴードンがクリスに家族間の悩みを吐露する

 

 

ここは後半の死体発見時のゴードンの伏線となる

 

深刻な悩みを話す中、

 

テディとバーンの対比が良い

 

 

 

この2人はウマが合わなそうなのにいいコンビだ

 

 

 

 

 

 

そして陸橋で機関車に追われるシーンが有り

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が来る

 

 

 

 

友だちとの泊まりには

 

昼とおんなじくらい、夜で語ったりする時間が楽しいものだ。

 

 

そんな中始まるゴードンの妄想物語

 

 

 

 

嫌われデブ、デビーホーガンの話し

 

町でいじめられていたデビーの復讐物語

 

話しはどうってことないが主人公のディティールが面白い

 

 

物語の中では町の名物DJの「DJボブ」がお姿を披露している

 

 

 

 

 

夜が深まり、

 

リヴァーフェニックスのターン。

 

 

 

 

 

 

この作品で個人的には1番印象に残ったシーンだ。

 

スタンドバイミーのリヴァーとなると真っ先にこのシーンを思いだす

 

 

夜が明け、ゴードンだけが起きていると

 

 

子鹿がでてくる

 

 

 

 

 

彼は自分だけの秘密として

 

このことは胸にしまうのだが彼らしいエピとなる。

 

ゴードンの人格形成が解りやすく出ている

 

 

 

そしてまた線路を歩き始める

 

 

 

 

 

 

 

一方、不良のエースたちも死体の情報を聞き、車で探しに出る

 

 

 

 

道中にチキンレースのようなシーンが有り、

 

 

 

 

この時のキーファーサザーランドのつまようじを口の端から端へチャッチャッと動かすしぐさ、

 

私も同じしぐさをやってしまうのですがww

 

このシーンを観てからやり始めたなあと、思いだした次第でございました(汗

 

 

 

森深くまで行きつき、

 

 

 

ゴードンらはついに死体を見つける

 

 

 

 

 

 

その死体は決して美しい物ではなく、

 

子供たちに幻想ではなくリアルな死、

 

現実の残酷さを訴えてくるシーンだ

 

 

 

 

 

 

 

ゴードンはその亡骸を見て

 

兄の死をリアルに受け止める

 

 

 

 

泣きじゃくるゴードンを隣で見守るクリス

 

 

そこへエースたちがやってくる

 

 

 

 

 

 

テディとバーンはすぐ逃げるが

 

 

死体は自分らが見つけたと主張するクリス

 

 

死体を渡せとナイフをちらつかせるエースに

 

 

 

 

 

ゴードンは銃口を向ける

 

 

「ここにいるみんなを撃つつもりか」

 

 

と言うエースにこう答える

 

 

 

「No Ace. Just You.」

 

 

 

 

ゴードンは自分が変人なのかもと

 

クリスに訴えるシーンがある

 

親からも嫌われていると。

 

 

 

それに対し「違う」と答えるクリス。

 

兄と同様、「作家になれ」と言ってくれる

 

 

ゴードンは自分は人と違うかもと感じているのは

 

変人ではなく、

 

天才的な思考を持つ少年だったのだ

 

クリスはちゃんとそれを知っていたのだ。

 

そうでなければあの状況下で「違うエース、お前だけ殺す」という思考にならない

 

それだけ彼は計算高く、したたかで肝が据わっているのだ。

 

 

これがこの作品にあることが

 

ただの青春映画とならず

 

しっかりスティーブンキングの原作であることを描いていると感じるシーンだ。

 

監督ロブライナーはその後、また傑作「ミザリー」を監督することになる生粋のキングマニアである

 

 

 

 

 

ゴードンの迫力に押され、

 

その場から離れる不良たち

 

 

匿名で警察に通報し、

 

4人も家路に向かう。

 

 

 

 

帰りは皆無言だったという

 

彼等は2日間の間に色んな経験をしてちょっとだけ大人になったのかもしれない

 

 

 

ラストは回想からまた現実に戻り、

 

ベン・E・キングの「Stand by me」が流れエンドロール。

 

 

この曲がまたノストラジックにさせ、おセンチにさせる。

 

 

 

 

作品はエンドロールに入ると、

 

自分の昔の頃をついつい思いだす。

 

 

以前は高校の時の仲間のことを思い出す物だったが

 

今回はとある小学生の友だちのことを考えてしまった

 

 

その彼は、小学校が一緒で中学から隣の中学に行った、ガキ大将だった

 

スポーツが出来て、みんなを取りまとめるような少年だった

 

女の子からも人気者だったが、

 

何年か前の同窓会で小学生ぶりにそのガキ大将が現れたのだ。

 

 

もう久しぶりの再会の時はオッサンである(汗

 

当時の見る影もない(^^;

 

しかし、一緒に遊んでたりしていたことなど色々思い出話をみんなでしていた。

 

彼は所々、話に入ってくるのだが

 

「覚えてない」って言葉を何回も使うのだ。

 

その時はあまり不思議に思わなかったのだが、

 

あとから思ったのが、彼はガキ大将であったが

 

「いじめ」もちょっとだけしていたのだ。

 

という私も彼から「村八分」みたいなことを当時されたことがある

 

めちゃくちゃ仲が良かったのだが、急にある日「気に食わない」と、「あいつと喋るな」とお触れが出た。

 

まあ、1週間くらいのことだったが、それからやはり疎遠になった。

 

 

そんなことがあり、後ろめたさに「覚えてない」という言葉が出てたんかな。

 

なんて考えもしたし、そんな気持ちをもし持っていたなら、それがちょっと嬉しくも思えた。

 

 

そんな私もいじめに加担していた時期もあり、

 

未だに贖罪の気持ちでいっぱいになることがある。

 

 

子供の頃の「こどもの世界」はそこだけが「世界」だったわけである。

 

今回はクリスを見て、

 

当時のガキ大将だった彼を思いだしたところでした。

 

 

本当におセンチ映画の決定版です。

 

 

 

そんなところで終わりますが、

 

この思い出作品をやり返しているところですが

 

あれもこれもとなっちゃいまして(^^;

 

次回はどうしよかなと思案中であります。

 

 

なんがいいかねええ。。

 

 

 

悩み中です(^^)