フラッシュゴードン(1980) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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あの「スターウォーズ」にも影響を与えたアメリカンコミックを1980年に映画化

 

最近では映画「テッド」で再評価された?作品

 

いつもの如く、当時の思い出とともにご紹介しましょう。

 

 

 

リザードマンはキモカワキャラの元祖!?

 

 

 

「フラッシュゴードン」

 

 

 

1981年日本公開 / 111分 / アメリカ (原題:Flash Gordon)

 

監督    マイク・ホッジス
脚本    ロレンツォ・センプル・ジュニア/マイケル・アリン(脚色)
原案    アレックス・レイモンド『フラッシュ・ゴードン』
製作    ディノ・デ・ラウレンティス
音楽    クイーン/ハワード・ブレイク(オーケストラ作曲)
主題歌    クイーン 「フラッシュのテーマ」
撮影    ギルバート・テイラー
編集    マルカム・クック
製作会社    Starling Films/ディノ・デ・ラウレンティス・カンパニー
配給    ユニバーサル・ピクチャーズ/20世紀フォックス

キャスト
サム・ジョーンズ/マックス・フォン・シドー/メロディ・アンダーソン/トポル/オルネラ・ムーティ/ティモシー・ダルトン/ブライアン・ブレッスド他

 

未知のエネルギー放射線のために月の軌道がずれ、10日以内に月が地球に衝突するだろうという恐るべき事態をむかえた人類が、フットボールのヒーロー、フラッシュ・ゴードンの力を得て宇宙の平和を守るというアレックス・レイモンドの新聞連載マンガを基にしたSF映画。製作総指揮はバーナード・ウィリアムス、製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督は「電子頭脳人間」のマイク・ホッジス、脚本はロレンゾ・センプル・ジュニア、撮影はギルバート・テイラー、音楽はクイーン、編集はマルコム・クック、美術はジョン・グレイスマークとノーマン・ドーム、特殊効果はグレン・ロビンソン、ジョージ・ギブスとリチャード・コンウェイが各々担当。出演はサム・ジョーンズ、メロディ・アンダーソン、オルネラ・ムーティ、マックス・フォン・シドー、ハイアム・トポル、ティモシー・ダルトン、マリアンジェラ・メラートなど。(moviewalkerより抜粋)

 

 

「フラッシュゴードン4K」公式サイト

 

 

 

Wikipedia:フラッシュゴードン

 

 

******

 

 

ではでは、

 

ちょっとヒーローものをばやっていきたいと思います。

 

こちらも今回久しぶりに配信にて観返しましたが、

 

4Kになっていることで衣装やセットのきらびやかさとディティールの細かさがちゃんと見れるようになっており、こんな派手でキラキラした衣装だったんだなと今となって驚かされました。

 

 

 

まずは当時のお話から。

 

 

劇場公開された1981年、前年に「スターウォーズ 帝国の逆襲」が公開され、この年の夏、「スーパーマンⅡ/冒険編」が封切られるちょうど間の2月に公開となり、夏のスーパーマンより早くアメコミヒーローの映画が観られるってことで話題となっていました。

 

たしかこの頃、私は小学5年か6年のころだと思います

 

学校に招待券か何か配られたかクラスでこの作品を観に行った記憶があります。

 

もとからCMとかで気になっていてとても観たかった作品だったので大変うれしく鑑賞したのですが、こうやって学校の行事で行くとね、途中で帰るので最後まで見れないのですよ(^^;

 

そうです、、

 

途中で帰るぞと先生から言われるのですが、席を立たずにいたら友達から「帰るってさ」って言われ渋々席を立ち帰らなければいけないのです。

 

「まだ途中でしょうが!」って田中邦衛さんじゃなくても言いたくなります

 

まあ、あとは金払って見ろってことなんでしょうね・・(^^;

 

 

その時はたしかフラッシュゴードンとティモシーダルトン演じるバリン王子が針の山の決闘場で戦うところまでで出て行ったのを鮮明に覚えています。。

 

 

 

 

今観るとこのチャッチィ針の山がね、

 

当時子供の頃映画館で観た時にはめちゃデカい針の記憶で残っていたのですが、

 

TVでの放映のときに観たらこんなショボかったか!?と、、

 

思うほどでしたw

 

子供の頃の記憶ってね

 

曖昧なものです(^^;

 

 

 

作品はそこそこヒットしたのですが

 

評価のほうはね、

 

みなさんご存じのとおり、トンデモ映画の部類に入っております(^^

 

 

まずは物語を追って行ってみましょう。

 

オープニングよりクイーンの「フラッシュのテーマ」がかかり、

 

原作コミックの画像がフラッシュバックされるめちゃかっこいいオープニング。

 

期待が高まります。

 

この後、どうなるかも知らずに・・・(^^;

 

 

主人公のフラッシュゴードンは人気アメフト選手。

 

 

 

演じるのはサム・J・ジョーンズ

 

フラッシュゴードンは何か特別な能力とかあるわけではなく普通の人間でございます。

 

得意技はアメフト仕込みのタックル!

 

 

 

彼は偶然が偶然を呼び、地球を危機に貶めようとしていたミン皇帝のいる惑星モンゴにたどり着く

 

この惑星モンゴまで行くまでの経緯もツッコミどころ満載ではあるが、突っ込みながら進むと果てしなく終わりませんのでw

 

端折らせてもらいますww

 

 

そうしてミン皇帝が此方

 

 

ステキです!

 

超ド派手のキラキラ衣装!

 

また部下たちも派手!

 

まずクライタス将軍

 

 

金のマスク!

 

で、カーラ将軍!

 

 

 

キラキラしとる!

 

 

兵士たち!

 

 

まっ赤!

 

そしてミン皇帝の娘のオーラ姫!

 

 

 

オーラ姫はわがままではあるがミン皇帝の娘とは思えぬいい人キャラ

 

女性キャラではフラッシュゴードンと一緒に地球から来たデイル

 

 

 

彼女もキュートでミン皇帝も「おらが嫁にすっぺ」と

 

捕えて結婚式を開こうとします

 

 

それから惑星モンゴの魅力的なキャラ達、

 

まずバリン王子

 

 

 

ダルトンさんです

 

森の国の王子

 

そして鷹人間のバルタン

 

 

 

かれら一族は飛ぶことができますが

 

 

 

 

ずっとこんな感じw

 

正面から羽をパタパタと動かしているのしか映りませんw

 

 

そしてリザードマン

 

 

キモカワです。

 

低能でキモくてかわいい。

 

オーラ姫のペット、フェリーニ

 

 

小人だからのネーミングでしょうか

 

こちらもキモカワさん

 

小人つながりのドワーフ

 

 

もうもはや何がなんやらです。

 

この作品のプロデューサーが超大物のディノ・デ・ラウレンティス。

 

60年代のキッチュなSF映画「バーバレラ」のプロデューサーさん

 

このド派手なコスチュームと、セットにこだわった演出など、この方の意向だと思われます。

 

 

 

ミン皇帝に一度は捕らわれるが

 

オーラ姫に助けられ、

 

バリン王子やバルタンを仲間にして

 

結婚を迫まわれるデイルを助け、

 

ミン皇帝を退治する。

 

ファンタジー映画にありがちで王道のお姫様救出劇。

 

ストーリー的にはキャメロン監督の「アバター」1作目に似ているw

 

 

こんな魅力的なキャラクターに、王道のストーリーでありながら、

 

何故にこんな不評が起きたのか、

 

それはゆるゆるな脚本と演出のせいでございます。

 

あえて60年代ぽい作品にしたと言えばそれまでなんですが、当時の「スターウォーズ」や「スーパーマン」のクオリティと比較してしまうとどうしてもキツイものがあるのです(^^;

 

60年代に撮られていたらもっと評価も違っていたかもしれませんね。

 

 

正直今回かなり久しぶりに観返しましたが、

 

そうとう調子のよい時に観ないとw

 

中盤あたりがかなり苦痛を強いられてしまいました(^^;

 

 

 

しかし、キャラクターはみな魅力的なキャラばかりで

 

特にミン皇帝は

 

 

 

素晴らしいキャラクターで、

 

深読みすると、彼の部下に当たる者たちは

 

どこか生物ぽくなく無機質な感じがします

 

彼らがやられる時も

 

どこか違和感があり、まるで機械が壊れるときのような最期を遂げます

 

もしかすると

 

ミン皇帝の部下は、みんな機械だったのではないかと考えると

 

非常に孤独な人だったのかとも思われ、

 

そして娘のオーラ姫、

 

娘ってことは母がいるわけで

 

 

このあたりのことも気になっちゃたりしますね。

 

 

ラストもね

 

ふざけた「?」で終わることなく

 

今なら「ミン皇帝は帰ってくる」

 

なんて感じで終わるのにね。

 

 

まあ、続編はもう

 

勘弁こうむります(^^;

 

 

 

では。