ダークグラス(2022) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

Bokuと映画  Chackn'sBlog

おきにいり映画、 地元鹿児島のこと、 70年代、80年代のおもしろかったこと、 
趣味の話、 最近の出来事など。。

イタリアンホラー界の重鎮、「マスター・オブ・ホラー」ダリオアルジェント監督の約十年ぶりの新作

 

主演には「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のイレニア・パストレッリが交通事故で盲目になった娼婦を演じる

 

 

タイトルバッグの音楽の高揚感がハンパない!

 

「ダークグラス」!

 

 

 

2023年日本公開 / 90分 / イタリア、フランス (原題:occhiali neri )

 

監督 ダリオ・アルジェント
製作 コンチータ・アイロルディ/ラウレンティーナ・グィドッティ/ノエミ・ドゥヴィド/ブラヒム・シウア/ヴァンサン・マラヴァル
脚本 ダリオ・アルジェント/フランコ・フェリーニ
撮影 マッテオ・コッコ
美術 マルチェロ・ディ・カルロ
衣装 ルイジ・ボナーノ
編集 フローラ・ヴォルペリエール
音楽 アルノー・ルボチーニ
製作会社 Urania Pictures/Getaway Films/Rai Cinema
配給    Vision Distribution

 

キャスト

イレニア・パストレッリ/アーシア・アルジェント/アンドレア・ゲルペッリ/マリオ・ピレッロ/マリア・ロザリア・ルッソ/ジェンナーロ・ヤッカリーノ/アンドレア・チャン他

 

「サスペリア」「フェノミナ」のダリオ・アルジェント監督が10年ぶりに撮り上げたサスペンス・ホラー。シリアルキラーに狙われた盲目のヒロインの恐怖をスタイリッシュな映像で描き出す。主演は「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のイレニア・パストレッリ、共演にアーシア・アルジェント。
 ローマで娼婦ばかりを狙った連続殺人事件が発生し、高級娼婦のディアナも殺人鬼に狙われ、車で逃げている途中で事故に遭い、視力を失ってしまう。やがて、事故で両親を失った少年チンを引き取り、一緒に暮らし始めたディアナ。そんな彼女は、その後も執拗に殺人鬼に狙われ続けるのだったが…。(allcinemaより抜粋)

 

オフィシャルサイト

 

 

 

Wikipedia:ダークグラス

 

*****

 

本日はですね

 

前から行きたかったこちらに足を運んできました

 

 

早速ですが参りましょう

 

 

ファーストテイクは

 

緑の木々からのカット

 

これは同監督の「フェノミナ」と同じ

 

まあ「フェノミナ」は森でしたが

 

今作は街の郊外でしょうか

 

この木々のカットと

 

主人公のディアナ=イレニア・パストレッリの不安げなアップ。

 

周りは皆既日食をセルロイドで観ている人々があらわれる

 

 

 

 

日食が始まり

 

主人公はサングラス(ダークグラス)を掛ける

 

徐々に周りは暗くなり、

 

高揚感のある音楽とともにタイトルがあらわれる

 

ここの音楽、

 

担当のアルノー・ルボチーニは、「サスペリア」のゴブリンの音楽を意識したと話しているとおり

 

当時のゴブリンを彷彿させる音楽がかかる

 

この音楽の高揚感が実にハンパなく監督の世界観に引き込まれていく

 

もうここだけで、あぁ、来てよかったと

 

思っちゃうくらいです

 

 

お話を戻すと

 

娼婦を狙う連続殺人犯が現れる

 

そしていきなりグロいシーン、

 

イタリアらしいゴアシーン。

 

 

もちろん姿はまだ現れません

 

主人公は車で追い詰められ

 

後ろから追突され、交差点に押し出されて中国人の運転する車と事故を起こす

 

 

 

これが原因となり、本人の目が見えなくなる

 

 

相手側の中国人は男性が死に、その妻がこん睡状態

 

後ろに座っていた少年(息子)だけ助かる

 

 

主人公ディアナは歩行訓練士のリタと出会い、

 

社会に適応できるように訓練を受ける

 

 

 

リタには監督の娘さんアーシア・アルジェント

 

ディアナは白い杖と、盲導犬を頼る日々を送るようになる

 

 

 

今作は監督本人も集大成と公言しているだけあり

 

これまでの作品を彷彿させるシチュエーションが多く出てきます

 

 

それから

 

盲目で在りながらも娼婦をさせるという

 

監督の変態性

 

 

 

 

クールな映像とともに

 

さすがはダリオアルジェントと

 

感じる次第であります

 

 

今は82歳におなりになったとのこと

 

 

 

劇中のセリフには少しメッセージ性を感じる所もあり、

 

ちょっと意味深な映像もあったりしますが、

 

この時代にこの作品を撮ってくれるというありがたさ

 

 

脚本には大雑把なところも多分にあり、

 

目新しさがないことも否めませんが

 

そもそもイタリアンホラーに

 

そんなところを期待しているわけではありませんのでね

 

 

個人的にはあの音楽だけでもね

 

映画館で観た甲斐があったかなと思いました。

 

まあ、まだ新作なんでこの辺でお仕舞。

 

 

今回上映されていた新宿武蔵野館は

 

お初の映画館でしたが

 

交通の便も良く、これからのラインナップもなかなか良い感じです

 

また来ることも多くなりそうかな

 

 

帰りは新宿に寄ったら行ってほしいと

 

知人に言われていたラーメン屋さんに寄ってみました

 

老舗の九州ラーメンの「桂花ラーメン」

 

 

これこそ地元の九州のチャーシューの味です。

 

また来たいなと思います(^^)

 

 

では。