爆発!暴走族(1975) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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岩城滉一初主演の東映映画、暴走族シリーズの1作目

 

鬼才石井輝男監督の新機軸不良映画

 

 

CAROLやCOOLSは世代ではなかったけれど

 

熱狂していた先輩方にあこがれてたりする世代だったかな

 

 

「爆発!暴走族」

 

 

 

1975年公開 / 86分 / 日本 (米題:Biker Gang Amok)

 

監督    石井輝男
脚本    松本功/石井輝男
製作    矢部恒
音楽    三保敬太郎
撮影    山沢義一
編集    祖田富美夫
製作会社    東映東京撮影所
配給    東映

 

キャスト

千葉真一/岩城滉一/松平純子/藍とも子/夏夕介/ブラックパンサー/玉川雅巳/横尾昭彦/中村久也/玉蟲裕司/豊岡晋/津森正夫/町田政則他

 

【キャッチ】二十歳になったら卒業さ!地獄のライダーと呼ばれ、スリル、スピード、セックスの極限に挑むハイティーンの恐るべき生態! 

【解説】 “ブラック”と呼ばれる一匹狼のライダー・光一は、いつものように土曜の夜の国道を疾走していた。群れをなさず、抜群のテクニックをもつ光一をマークする“地獄”グループの奴らが闇の中から現われた・・・。日本全国、恐怖の軍団三万五千!”はみだし野郎”と≪暴走族≫が大挙出演!オートバイに、車に命を賭けスリル、スピード、セックスに酔う若者達の凄まじい生態を鬼才・石井輝男監督がエネルギッシュに描く衝撃のビッグアクション!!

(東映ビデオHPより抜粋)

 

 

 

 

 

Wikipedia:爆発!暴走族

 

*****

 

 

どーもです。

 

身体、だいぶ良くなりました。

 

食生活も気を付けネバだね。

 

 

そんなわけでして、

 

本日は久しぶりに東映の70年代映画をやりましょう!

 

 

この頃の舘さんの作品は何本か鑑賞していましたが

 

岩城さんの不良性感度作品ってのはまだ鑑賞した覚えがなかった。

 

で、この度初鑑賞でございました。

 

 

 

内容的には

 

ピンキーバイオレンスありのバイクの青春映画的な作品でして

 

おバカ映画と思っていたらちゃんとストーリー仕立てでオモロイ。

 

でも一応、暴走族映画なんで、

 

ホンマもンの面々もご協力いただいております!

 

 

 

 

 

 

主演に岩城浩二さん

 

 

 

 

 

クールスの副リーダーの頃で(リーダーは舘)

 

彼だけは役者活動が決まっていたためか音楽活動には参加しておりません

 

 

正直、この頃のヤンチャな若い方たちというのは

 

私にとっては父や母と同い年くらいだったもので

 

まして母は繁華街の近くで美容室を経営していたもので

 

リーゼントやパンチをあてた、あんちゃんってのは

 

小さなころからとても身近にいましたし

 

銀蠅とかが人気の頃は

 

従業員の人たちはまさにそんな人たちばかりでした

 

 

小さい頃の棲んでたアパートは

 

大きな道路の前の3階だったので

 

暴走族が出始めたころはよくその道路をパラパラ言わせて走っていました。

 

夜中うるさくて迷惑だと

 

テレビでは言ってた気がするけど

 

ほんの数秒の出来事なんで実際はさほど迷惑でもなかったりしていました。

 

 

作品の方では

 

族とつるまないバイク好きの岩城滉一が

 

 

紅バラ会との衝突を通じ、

 

彼を慕う者が出てきて「ブラックパンサー」というチームが出来る

 

 

 

 

羽田近くの湾岸道路当たり

 

飛行機との並走の写真は「つばさ公園」あたりだろうと思われます

 

 

曲乗りする人もいる

 

 

このあたりは2作目のほうが曲乗りオンパレードで楽しいです

 

 

そして、彼らが目立ち始めるとチャチャを入れる輩も出てくる

 

 

 

 

「地獄」のメンバーたち

 

ワイルド7のノリです。

 

 

そして全国の暴走族の皆さんもご協力いただき

 

テロップ付きで登場します

 

 

 

 

 

 

 

 

東京でも大規模なロケを敢行しておりますが

 

この実録っぽくホンモノをいれるのも当時の東映の魅力の一つでした

 

 

 

こういった不良性感度としての面白さと

 

ストーリーの方ではしっかりと青春映画として作られてもいる

 

 

岩城は紅バラ会とのイザコザの中で知り合う路子=藍とも子と恋仲となる

 

 

藍とも子さんといえば

 

「メカゴジラの逆襲」でございますなあ

 

 

 

その路子の兄に千葉ちゃん登場!

 

 

危険な暴走行為をする若者を嫌う元レーサー

 

岩城の路子と別れてくれと言う

 

 

この恋の行方に

 

邪魔してくるのが

 

敵役の夏夕介さんに

 

 

ピンキー路線の受けての松平純子

 

 

 

仲間がバイクで死んだのさ的なシーンもございます

 

 

 

 

ここでの初井言榮の演技はさすがとしか言いようがない

 

すべてを一人でかっさらうとはこのこと

 

 

そしてそのあとの夕陽のシーンも良い

 

 

 

 

 

たまにこんな素晴らしいカットを何気に入れてくるんだから

 

 

 

 

さすがでございます。

 

 

最終的にワルの「地獄」と夏夕介が手を組み

 

岩城らとぶつかり岩城らが勝利を収める

 

 

そして彼女とダンデムし・・・

 

というところでございます。

 

ちょっと虚しさを覚える終わり方も70年代ぽく

 

ドラマとしてもちゃんと見れると思われますが、

 

 

不良のおバカ映画なのか

 

はたまた青春バイク映画なのかが

 

中途半端と言えば中途半端な作品ともとれます

 

 

個人的にはとても楽しく鑑賞させていただきました

 

このシリーズ、

 

この作品がそれなりにヒットしたことでシリーズ化されます

 

その2作目がね、

 

そこそこの底抜けカルト作となっていますので

 

次回はそちらをいきましょう(^^)

 

 

では。