仮面ライダーBlackSun(2022) | Bokuと映画  Chackn'sBlog

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仮面ライダー生誕50周年企画の1つ

 

「弧狼の血」「死刑にいたる病」の白石和彌監督による「仮面ライダーBLACK」(1987-1988)のリブート作品。

 

 

「仮面ライダーBLACK」大好きな私にとっては嬉しい企画ではありましたが、、、

 

 

ノーヘルでも捕まらない漢!!

 

「仮面ライダーBLACK SUN」!

 

 

 

 

 

 ??

 

 

2022年 Amazon PrimeVideoにて配信開始 / 全10話 / 日本

 

監督 白石和彌
エグゼクティブプロデューサー 白倉伸一郎
原作 石ノ森章太郎
脚本 高橋泉
撮影 馬場元
美術監督 今村力
美術 福澤勝広
コンセプトビジュアル 樋口真嗣
編集 加藤ひとみ
音楽 松隈ケンタ
特技監督 田口清隆
造形 藤原カクセイ
スタントコーディネーター 吉田浩之
VFXスーパーバイザー 福嶋瞬カルロス
制作プロダクション 角川大映スタジオ
 

キャスト

西島秀俊/中村倫也/中村梅雀/吉田羊/プリティ太田/三浦貴大/音尾琢真/濱田岳/平澤宏々路/木村舷碁/黒田大輔/筧美和子/沖原一生/ルー大柴/尾美としのり/寺田農/中村蒼/芋生悠/前田旺志郎他

 

今なお根強い人気を持ち、今年35周年を迎える「仮面ライダー BLACK」(87)を、「仮面ライダー生誕50周年記念企画」として、白石和彌監督のもと大胆にリブート。
人間と怪人が共存する日本。人間が支配階級として君臨する社会の隅で、怪人たちは差別を受けながらひっそりと暮らしていた。幼少期に怪人に改造された南光太郎と秋月信彦。
ふたりの男の50年にわたる友情と戦いを通じて、日本の闇に切りこんでいく。

時は2022年。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を経た、混沌の時代。
差別の撤廃を訴える若き人権活動家・和泉 葵は一人の男と出会う。
南光太郎──彼こそは次期創世王の候補、「ブラックサン」と呼ばれる存在であった。
50年の歴史に隠された創世王と怪人の真実。
そして、幽閉されしもう一人の創世王候補──シャドームーン=秋月信彦。
彼らの出会いと再会は、やがて大きなうねりとなって人々を飲み込んでいく。

(東映チャンネルHPより抜粋)

 

 

 

オフィシャルHP

 

 

 

アマゾンプライムビデオ

 

 

 

*****

 

どもども

 

今年は仮面ライダーの生誕50周年記念イヤーということもあり

 

色々目白押し?でも、無かったですが・・(^^;

 

1つのメインコンテンツとして

 

この「仮面ライダーBLACK」の35年ぶりの復活ということがありました。

 

監督白石和彌さんのほかに

 

コンセプトビジュアルには樋口真嗣氏

 

特技監督に田口清隆という豪華スタッフ

 

キャストも人気俳優たちがずらりと顔をそろえました

 

まず主役の南光太郎に西島秀俊

 

宿敵シャドームーンの秋月信彦に中村倫也

 

 

ロン毛の中村倫也さんは1972年の信彦となり

 

その当時の光太郎には中村蒼が演じることに

 

 

72年は仮面ライダーの放映開始の年で

 

2人はどことなく1号(本郷猛)と2号(一文字隼人)に見える

 

特に倫也さんは一文字にふとした顔が見えることがある

 

 

今回、中村倫也さんが非常に良いでした。

 

もちろん西島秀俊さんもかっこよかったが

 

ストーリー的に悲劇のヒーローになっていたのは宣彦とビルゲニアのほうだった

 

 

 

 

ビルゲニアを演じたのは三浦貴大

 

 

剣聖ビルゲニア。。

 

 

 

 

!!!

 

 

オリジナルよりは良い(^^;

 

 

 

 

できれば

 

リブート版ではもう少し着ぐるみ感をなくしてほしかったのが本音です

 

これはグロいシーンもちょっとはあるものの

 

白石監督作品として見れば、わりかしソフトな感じがするのです

 

 

実は、

 

そのことにこの作品は集約されているように感じています

 

 

 

というのも

 

 

白石監督のこれまでの作品群を思うと

 

R指定にならない程度に過激さを控えて撮っているように感じます。

 

結果R18(成人指定)となってしまい監督本人も

 

「子供たちに観れなくなってしまいごめんなさい」とあやまっていました。

 

 

それもあり、結構なハードなストーリーで有りながらどこか中途半端な演出となってしまっていたように感じてしまいました。

 

 

それとドラマ仕立ての全10話であること。

 

それだけエピソードも色んな人間関係が入り乱れ

 

その中で色んな謎が解明していくのですが

 

1972年の頃のストーリーと現在のストーリーが同時進行していく為、散漫になってしまっている

 

どちらの悲劇も感情移入できないまま2つの物語りを見せられてる感じ

 

正直、72年の物語はもっと端的に見せていたほうが分かりやすく面白くなったと思われます。

 

新城ゆかり=芋生悠というキャラも良かっただけに

 

 

 

ゴルゴム団の結成とかを細かく描写するよりは

 

彼女メインの72年で展開していったほうがよかったのではないでしょうか。

 

 

 

物語的には

 

オリジナルにもしっかりリスペクトも感じましたし、

 

面白いドラマになっていたとも思いました。

 

 

しかし白石監督の暴力的な描写や、ダークな人物の表現などがいつもよりマイルドな感じになっていたこと。

 

それと

 

エピソードの軸になる部分が分かりにくかったこと(これはドラマだからしょうがないところはあるのですが)

 

ちょっとそのあたりが惜しかったかなあ。

 

 

オリジナルのデザインにある胸のマーク

 

 

 

このマークのブラックサンに描かれるくだりはめちゃくちゃよかったんでね、

 

もっと怪人を守る少女葵=平澤宏々路の存在意義、

 

何故、彼女を守ろうと光太郎がするのかを解りやすくしたほうが

 

南光太郎の魅力ももっと出ただろうと思います。

 

 

彼女の怪人への差別を訴える姿に

 

若い頃にゴルゴム団で出会う新城ゆかりを光太郎は重ねたんだと思う

 

そこがなんか解りづらかったよね。

 

 

 

そして政治色のほうが軸として強くも感じ、

 

こっちのストーリーが強いと

 

どうしても秋彦のエピソードのほうが目立ってしまう

 

 

 

それはそれで白石監督らしさでもあるが

 

やはりブラックが魅力的に見えないと締まらないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

個人的には

 

 

キャストではルー大柴さんが良いでしたね

 

 

 

ルーさんは私的には昔から悪役が似合う人と思っていましたが

 

昔、ルーさんがドラマに出たときは当時のお笑いキャラが抜けず役に合わなかったことがありました。

(何の作品だったかは忘れましたが・・)

 

しかし今回は歳も重ね、とても良いと感じました。

 

 

まあそんなわけで、

 

 

久しぶり「仮面ライダー」のカテゴリが動き出しました。

 

 

過去の記事の「仮面ライダーBLACK」はこちら

 

 

 

ブラックは好きな作品だっただけに辛口評価になりがちですが

 

そこそこのポテンシャルのライダーの物語が観れただけでもね

 

良いことでございます。

 

 

次は来年の庵野監督のやつになるのかな。

 

 

楽しみのような

 

 

怖いような。。(^^;