「蜜蜂と遠雷」、「ある男」の石川慶監督が描く、戦後長崎に生きる女性らのドラマ
ノーベル賞作家 カズオ・イシグロの長篇第1作目を映画化
配信(U-NEXT)での鑑賞でございました
「遠い山なみの光」
2025年公開 / 123分 / 日本・イギリス・ ポーランド(英題:A Pale View of Hills)
監督/脚本/編集 石川慶
原作 カズオ・イシグロ
製作 石黒裕之/福間美由紀/Stephen Woolley/Elizabeth Karlsen/Mariusz Włodarski/Marta Gmosińska
音楽 Pawel Mykietyn
撮影 Piotr Niemyjski
制作会社 分福/ザフール/Number 9 Films/Lava Films
製作会社 A Pale View of HIlls Film Partners
配給 ギャガ
キャスト
広瀬すず/二階堂ふみ/吉田羊/カミラ・アイコ/松下洸平/三浦友和他
ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの長編デビュー小説を「蜜蜂と遠雷」「ある男」の石川慶監督が映画化したヒューマン・ミステリー。1950年代の長崎と1980年代のイギリスを舞台に、長崎からイギリスに移住した一人の日本人女性の謎めいた半生がミステリアスに綴られていく。主演は広瀬すず、二階堂ふみ、吉田羊。共演に三浦友和、松下洸平、カミラ・アイコ。
1980年代のイギリス。大学を中退し作家を目指す女性ニキは、戦後長崎から渡英し、イギリス人の父と再婚した母・悦子に長崎時代の話を聞くため、久々に実家を訪ねる。口の重い悦子だったが、娘に乞われ、少しずつ過去の記憶を語り始める。それは、戦後復興期の長崎で出会った、悦子とはまるで対照的で自由奔放なシングルマザーの佐知子とその幼い娘と過ごしたひと夏の思い出だったのだが…。(allcinemaより抜粋)
オフィシャルサイト
Wikipedia:遠い山なみの光
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どーもです
昨日、鹿児島から帰り早速今日から仕事でございました
今回の帰郷は娘の結婚式に出るための里帰りでしたが
いやあ、身内のことなんでアレですが、
多幸感あふれる良い式でございましたなあ(^^)
とまあ、私のことはこれくらいにして、早速昨日鑑賞した作品をアゲて行きましょう
戦後の長崎を生きた女性、緒方悦子の
敗戦の影が残る1950年代の頃と、
イギリスに移住した80年代の頃の物語
50年代の頃を広瀬すずが、
そして80年代の頃を吉田羊が演じる
80年代はこの小説が刊行されたのが1982年なので、
現代という意味合いで良いかと思う
物語はこの2つの時代が交互に描かれる
最初は昭和27年7月7日の日から始まる
長崎の団地に住む女性、悦子
その団地の窓から川の河川敷にバラックが見え、そこにはある若い女性が棲んでいた
女は佐知子=二階堂ふみと言い
幼い一人娘と住んでいた
娘は原爆症だった
佐知子は東京で育ち、英語も話せ、容姿端麗
いつかこの生活から逃れアメリカ兵にアメリカに連れて行ってもらおうと思っている
佐知子と悦子は子供を介して親しくなり
友情が芽生えていく
悦子には夫がおり、お腹には赤ん坊がいる
旦那、二郎は松下洸平
その父に三浦友和
この夫と夫の父の物語は深くは見せないが
なにか意味ありげのような2人に見せている
一方、80年代の悦子は
イギリスに住み森の中で大きな家に1人で暮らしている
ロンドンに住む娘のニキがやってくる・・
この80年代の悦子の素性と、
50年代の頃の悦子の暮しを見ていく中で
彼女の人生が見えてくる
その中で親しくなっていった佐知子の存在
彼女のことも明らかになっていく
ネタバレにならぬよう
この辺で止めておきますが
最後は観客に解釈をゆだねる方法を取っている
ヘンな言い方をすればうやむやな見せ方にも思える
恐らくこうであろうと思わせる撮り方をしてはいるが
考えようによっては非常に残酷な物語にもなり
あまりにもふわふわしすぎて
その衝撃な展開さえも、
そして、広瀬さんの熱演までも
ふわっとしてしまう
どうも石川監督の作品に共通するところでもあるのだが
人の心情を読み取りが難しく演出しているようにも感じる
その難しい描写は原作を読んでくれと
言ってるような作風(?)なのか
映画としてみると、個人的にはちょっともったいない感じがする
まあ、映像の美しさ、丁寧な絵作りは言うまでもなく
50年代の少しヴィヴィッドな色彩も非常に良いが、
少し美徳化されすぎてるかなとも感じた
物語上、50年代はもう少し泥臭い映像でもよかったような感じかな
個人的な意見ではありますが、あともうちょっとで傑作になりえた作品だったように思えます
惜しかったかな
というわけで
今回はお仕舞。
では。
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