銀行で勧められたファンドラップを解約しました。
コロナ禍以前はそこそこだったのですが、コロナ以降、株価が戻っても一向に元本割れが戻らないため、世の中の変化に対応できないダメダメな運用チームだと推測し、解約を決めました。
投資専門家の人にはバカだと怒られそうですが、付き合いの長い地元銀行なので、ファンドラップに突っ込んだ金額の約四分の1を残し、テクノロジー系の投資信託に突っ込みましたが、あっという間にファンドラップの損金を取り戻すことができました。(今、株価が上がっているので長期的には、なんとも言えませんが)
残りの解約金は、手数料が比較的安いとされるネット証券に移しました。
改めて、ネットで調べてみると、ファンドラップって(一部で?)評判が悪いのですね。
1.ファンドをラッピングしてるので、手数料が二重にかかる:
私は手数料をあまり気にしない。。。手数料を取られれても、それ以上のリターンがある商品ならば問題ない。。。と考えますが(危ない考え方かもしれませんが)。。。付加価値のない手数料を二重取りされるのは、よくないのかもしれません。
2.分散投資なので、わかりにくい:
ファンドラップと並んで(一部で?)評判の悪い、ロボアドバイザーにも、いくらか投資してますが(あまりパッとしませんが、株価とちゃんと連動しているので。。。AIはそこそこ真面目に働いている感じはしてます)、こちらは分散投資先それぞれの成績をグラフでにて、ほぼリアルタイムで確認できます。
銀行で契約したファンドラップは、分散投資先別の評価額を確認できますが、成績(損得)が確認できません。 四半期毎の報告書が四半期締めから約一ヶ月後にきますが。。。何ヶ月前ものの成績を見せられても。。。といった感じです。
3。お任せのため、投資運用経験に繋がらない:
私もそうですが、金融商品知識も経験もない。。。かつ勉強もするつもりもないカモから、手数料をふんだくるコンセプトの商品(かもしれない?)なので、商品戦略的に、顧客に知恵をつけさせさないようにしているようにも思われます。
世の中には(会社によっては)いいファンドラップがあるかもしれませんが、私の場合、テーマ型投資信託(ある程度分野を絞っての株式運用。。。これも賛否あるようですが)をいくつか選んでます。 いくつかのテーマに分けることで、いくらか投資分散になっているかもしれませんが、1つ1つがテーマなので、わかりやすい(やめる判断も多分しやすい)ような気はしております。
(税申告時期に追記)
ファンドラップ解約(いわゆる「損切り」)による損金を、税申告の所得計算に組み込もうと試みましたが、失敗しました。 ドル建の投資信託の損金が、税申告に組み込めたのと対照的です。
税申告の証拠書類として銀行や証券会社がくれる「特定口座年間取引報告書」というものがありますが、別会社さんで解約したドル建の投資信託の損金は損金は掲載されているのすが、どうもファンドラップは税申告的に株式や投資信託といったものと微秒に扱いが違うらしく、「特定口座年間取引報告書」に損金が明記されていないのです。
ファンドラップを販売している銀行さんは、損金は税申告できると主張するのですが、すくなくとも私が税申告で相談している青色申告会の担当の方が理解できる申告のための資料がないため(運用報告書ではダメ)、できたとしても会計事務所とかに高いコンサル料をはらって対応してもらわなければ無理っぽそうといった感じでした。 他の金融機関さんは もっといい感じに対応してくれるのかもしれませんが。。。
以上のとおり、あくまで個人的経験と感想によるものではありますが、ファンドラップは税申告的にかなりあやしい商品のようなので、どんなに勧められても やめておいた方がよさそうです。