アイルランドやイギリスで、クリスマスが終わり、今日(アイルランドとイギリスは今日も祝日である)から小売店のセールが始まる。

以前にも書いたが、今年は世界的な経済危機の為、クリスマス前からあちこちのお店でセールがおこなわれていた。しかし、今日からのセールは50%や70%引きと割引率がさらに上がる。また、オンラインショッピングではクリスマスイブ後からセールが始まった。

1月は小売店の売り上げが低くなるが、このように例年よりも2~3週間早くセールを開始したのでさらなる落ち込みが予想される。

日本ではクリスマスが商業主導で現在のように大きなイベントになった。

ヨーロッパではクリスマスは日本のお正月の行事と同じように、日本で神社やお寺にお参りに行くのが教会に行き、家族や親戚などと手作りの料理を囲んで過ごすのも同じである。

ただ日本の食品を扱う小売業にはクリスマスとお正月の二回の大きなイベントが約1週間という中にあるのでこの時期は売り上げが最大に見込めるが、この二つのイベントは西欧的なものと日本のものというまったく違うものだからそこで働いてる人たちには相当なプレッシャーがかかる。なぜなら、クリスマスが終わったら売り場を一から変えなくてはならないからだ。もちろんクリスマスのものをお正月にむけて売ることは出来ない。それに比べると欧州ではクリスマスが終われば日本の様にお正月がないから楽である。

日本では売り手側がいろんなイベントを煽るようにして売り上げにつなげる傾向がある。これは中身がないただの商業主義の弊害のように感じる。

今日、日曜日のアイルランドのトップニュースはこの不況下にまた追い打ちをかける様なニュースがとびこんできた。

アイルランドで飼育されている豚の餌から高度のダイオキシンが発見されたのだ。加工された豚肉の食品はアイルランド人にとっては必需品である。例えば、朝食で出されるソーセージやベーコン、そしてハムなどが代表的な豚肉の加工品である。そしてそれらをはじめとする商品が今朝、一斉にスーパーの売り場から消えた。また、クリスマスの料理で各家庭で料理されたハムがメインデッシュとしてだされる。だからこの時期は豚肉の売り上げが高い。しかし、このようなことになってしまったので売り上げの落ち込みは避けられないと思う。これは豚肉の生産者、加工業者や販売者に大打撃を与えるに違いない。

世界的な経済不況で、アイルランドでも色々なビジネスが厳しい状況にある。そして今回の豚肉の問題がさらにこの国の経済に影響を及ぼす可能性は高い。