家具修理に適した接着剤…膠(にかわ) | リストリーアンティーク家具修復の世界|名古屋

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こんにちは、リストリーの梅本です

今回は木製家具の修理、修復には欠かせない材料である接着剤


にかわ【膠 glue】についてのお話です。


古えより木材に於ける接着剤として重宝されている膠ですが、
何でできているかご存知ですか


膠は牛や豚の動物性タンパク質で作られる伝統的な接着剤で
昔から様々な工芸品や美術品の製作に使われています。
wikipedia情報では5000年も前から使われていた?なんて説もありました。


また、日本画などでは、顔料を定着させる為には必須の画材にもなってますね。


現代、当たり前の様に使われてるボンドと称される接着剤は、
確かに永年の研究のうえ、進化した優れた接着剤ではありますが、
何せ、接着力が強すぎる傾向にあります
 


一度固定されると叩いても熱してもゆるまないので、
家具の修復においてはあまり出番はありません。




作業しておりますのは、イギリスで約120年程前に製作されたヴィクトリアンスタイルの小椅子です。
古い膠をキレイに除去して、また、膠で接着する方法で修復をしております。

こうする事で、またいつの日か壊れたり緩んだりしても
次世代の職人さんが修復しやすいよう昔と変わらない同じ手法で直しておきます


塗装にしろ、接着にしろ天然素材で作られた物には多くの魅力がありますね。

歴史と伝統の賜物です




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「使うなボンド、むやみに打つな釘」
DIYブームですが、あんまり無茶しないでね。

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