<今日の工房風景>椅子の座面張替えに使うタッカーとは | リストリーアンティーク家具修復の世界|名古屋

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こんにちは

本日のお題は椅子張りに欠かせない 
タッカー 

タッカーとはステープル(針)を使って木材に布を直接打ち込んで固定する
大きなホチキスのようなもので、大きく分けて2つの種類があります。

ひとつは。
コンプレッサーと呼ばれるエアタンクを使い、
空気圧のチカラでパスンッパスンッと打ち込んでいく エアータッカー
もうひとつは。
手で自転車のブレーキを握る感じで打ち込んでいく ハンドタッカー です。
どちらも用途によって使い分けできます。

今リストリーで使っているタッカーは3種類ありまして、

左から ドイツ製BeAのエアタッカー。SK11のエアタッカー。右がハンドタッカーです。



仮止めや、薄いベニア相手に使うのが、ハンドタッカー。

太めのステープルで厚手の生地や、革張りの椅子なんかに使うのがSK11。


もっとも頻度が高いのがBeAのエアタッカーです。


このBeAを手にした時に、不思議な偶然がありました。

タッカーを新調しようと名古屋ステープル製作所さまにお願いして
メーカー各社の製品を5台ほどピックアップして持ってきていただきました。
その中から手触りと使いやすさの点でBeAを選んだのですが、

実はこのBeAのエアタッカーはロンドンの工房でも実際に使用していたメーカーで、
当時はメーカーの名前を知らずに使っていましたが、偶然にも同じ物を選んだことに驚きました。

手にとった瞬間に不思議と懐かしいと思ったのにも今となれば納得です。

 

左の写真はロンドンの工房での一枚。
型はわたしが購入したものの方が1世代前のモデルなのですが、同じ兄弟です。

なんだか嬉しい出会いでした。

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