ベトナム・ホーチミンでの邦人殺傷事件(その後) | オッサンの独り言

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若い頃、日本の業務形態に合わず海外転勤を志望して駐在から早20年。前職を辞めて10年目、海外駐在20年、昨年50歳になり色々と変化する一環で2024年にブログ再開

先月、6月4日にホーチミンで邦人殺傷のニュースがあった。

日本でも多くの報道があったと思う。

 

 

犯人は20台のベトナム人男性ですぐに逮捕され、現地警察は殺害動機などを詳しく調べている、と報道された。

当初は「仕事を失い日本人であればだれでも良かった」的な動機が発表されていたが、その後の続報が一向に出てこない。

現地でも全く報道されず、結局、何が問題だったのか、分からないでいる。

 

このニュースを見たネットのコメント欄は非常に辛辣な意見が並んでいた。

 

 

ベトナム人はいい加減だ、とか、ベトナム人を分かっていないとか。

当然、ここのコメンが日本人全てのコメントではなく、ものすごく偏った意見であるかもしれないが、しかしながら、上辺だけを読んで経験のない事をさもありげにコメントしたり他者や他人をけなし嘲笑するような安易なコメントが多い事は事実としてある。

 

あくまでも実際の現地駐在員の間だけだが、刺殺された邦人ではなく、一緒にいたその上司が犯人の彼女との色恋沙汰で問題を起こした、という事で認識されている。もし、本当にニュースの通りに通り魔的な殺人であれば、被害者の情報や犯人の動機などがネットニュースで出てもおかしくはないのではないだろうか。

 

また、あれだけ騒いだにも拘らず、いい加減なその場限りの言葉を流し読みし、自分で深堀りする訳でもなく、また考えるわけでもなく、いい加減にもっともらしく茶化し、忘れ去っていくのであろう。諸行無常の世知辛さを感じえない。

 

同時に、日本人の資質の低下を感じざるを得ない。