コロナ報道とワクチンの定期接種について | オッサンの独り言

オッサンの独り言

若い頃、日本の業務形態に合わず海外転勤を志望して駐在から早20年。前職を辞めて10年目、海外駐在20年、昨年50歳になり色々と変化する一環で2024年にブログ再開

日本政府は定期接種を決定し、厚生労働省は今年の10月より65歳以上の型を対象に行うようだ。

 

 

また、時期を同時にして、日本ではコロナのまん延がマスコミ各社で取り上げられている。医療のひっ迫や現場の声、さらにWeb上ではコロナ感染の恐ろしさを訴える記事なども目立ってきた。

 

一方で、現在駐在しているベトナム・ハノイでの状況はというと、やはりコロナ感染が流行っているようだが、現地での反応は日本のそれとは大きく異なる。

 

事実、私の勤務している事務所スタッフが一昨日から休養しており、今朝、コロナ感染であった報告があった。

今から事務所内でコロナの簡易検査を行おうということで、先ほど、スタッフに簡易検査キットの購入を指示したところである。

 

ハノイのマスコミは本日から執り行われる書記長の国葬ニュース一色であり、誰もコロナを気にしている様子はない。

ワクチンはというと、(私の周りの)現地スタッフや知り合いの大半はワクチン接種に反対している人々であり、政府もワクチン接種は完全に自由選択として個人の決定に委ねられており、ワクチン未接種者が何らかの制限を受けるような対応も報道も風潮も、今のところは一切、見られない。

 

そんな現地スタッフに日本政府の定期接種の決定などを話すと、怪訝な顔をして「大丈夫ですか?」と言ってくる。

さらに、日本で使用される予定の新型レプリコンワクチンを説明すると、「日本は本当に大丈夫なのでしょうか?」といった具合である。

 

 

日本で生活をしているとワクチン接種に関する肯定的な報道一色であり、世界的に行われているワクチン接種による訴訟事例や死亡例など、否定的な報道が見事なほどに制限されている事から、日本国民に対し、根拠を持った本当の選択肢が示されているようには到底思えず、どうしてもうがった見方をしてしまう。

 

特に、マスコミやWebニュースではホリエモンによる接種に関するやり取りなどを取り上げ、未接種者に対する偏見の作りこみのような報道が目立っているように思う。こういうことを言うと、摂取する事が周りや社会に対する責任やマナーであるかの如く目くじらを立てていう人がいるが、死亡率がずっと高いインフルエンザなどの予防接種には、そのような議論さえ起こっていなかった。

 

大前提として、日本では最近特に白か黒か、良いか悪いか、勝ちか負けか、など、人々の評価したり判断したがる傾向が強いように見える。

 

LGBTで多様性を謳うのであれば、ワクチン接種が当たり前であるという前提で物事を判断するのではなく、もう少し俯瞰した見方で落ち着いて判断する、また判断できる情報を公平に伝える事が必要であると思う。

 

このような気付きの機会を持てたことに感謝。