EMDRに興味をひかれて少し調べたが、よく分からないというのが本音である。一部の施術者は、トラウマ、PTSDだけでなく、鬱、パニック障害、摂食障害、ストレス軽減、パフォーマンス向上など、様々な症状や状態に効果があると主張する。

 

    ある医師などは、自分の歯の治療中に、目を閉じてキョロキョロしていたら不快感が和らいだという記事を書いていたが、プラセボ暗示じゃないか?とも思う。

 

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    EMDRは最近普及しつつある脱感作療法の一種である。脱感作と言えば、花粉症治療を連想するのだが、自分の死を具体的に想起することが、脱感作として自死遺族の心傷回復になるかも?と考えてみた。

 

    長患いは嫌なので、急性心不全を希望しているが(昔から不整脈で、精密検査の必要を健診の度に指摘されていたが、精密検査に行く気は皆無)、ほとんど知識も無かった。

 

    マラソンなどの最中に、体力的にはまだ元気な段階で、きついけど頑張ろう!というタイミングで起きやすい。時刻的には午前10時から11時頃に多い。


    昨年秋に、トレイルラン中に亡くなった、元同僚の事が浮かんだ。滑落死ということだが、ひょっとすると急性心不全が先に起きたのかもしれない。

    虚血性心疾患は、狭心症と心筋梗塞が代表的だが、その状態のカラー図解など見ているうちに、恐怖に近い、嫌ーな気分になってきた。わたしは元々、血を見るのが極度に苦手で、献血すら長男の誕生時に一度行ったきりである。

    わが子が自死したから、親としては自分の死など怖くない!というのは、少なくともわたしには全然当てはまらない。

 

 真面目に減感作をやろうとするなら、この不快感や恐怖に慣れるまで何度も何度も自分の死に様をありありとイメージしなければならない。正直言って、ちょっとムリ。

    怖いんだけど、長生きもしたくない。だけど弱っていくのも嫌だし、自分の肉体にお世話になっていることは間違いないので、循環器ケアのために動物性脂肪はほとんど摂らないし、気休めにEPA(ナットウキナーゼ入り) とかシトルリンを飲んだりしている。中途半端な弱虫である。

    六甲山を上ると必ず最大心拍数を超える。この高負荷は間違いなく健康には悪い。適度な運動ではなく過剰な運動である。まぁ、好きな人を止めるつもりはないが。

    まだ腰が万全でない(前屈したらいきなりギクッ!となる💦) ので、今日は室内漕ぎをチョコザップ程度にする予定。(今から汗をかいて暑熱順化しておかないと、夏バテの前に梅雨バテになることは体験済み)
 

 

 

    写真は庭に勝手に咲いているカタバミ。アプリで同定したらキキョウカタバミと出た。

    プランターのユリは、まだつぼみ状態で、結構香っている。ユリの香り抑制剤という製品が農業研究所で開発されたようだが、市販されているのを見たことはない。お見舞い用には需要がある気がするが。

 

    わたしは香りは苦手な方で、無香料のものが好き。育毛剤を確認せずに香料入りのを買ってしまい、一度使って気づき、こりゃ無理だと廃棄したことがある…(笑)

 

 

【蛇足】

    クレプトマニアが窃盗依存症という新聞記事を読んだ。スリルと達成感の落差がクセになって止められなくなるという話。サ活も(身体的)負荷と解放という点では同じメカニズムじゃないかと思った。

 

    まぁ大抵の人は多少なりとも何かに依存することで安定を保っている。

    笑いの本質は緊張と緩和だと桂枝雀は言ったが、あの方も不器用な生き方しかできなかった。

 

    不便で質素なキャンプ生活がなぜ楽しいのか、チャットGPTに聞いてみたが、予想の範囲の平凡で無難な回答しか出てこなかった。もう少し、生きる意味の本質に踏み込んだ回答があれば、わたし自身がAIとの対話に依存してしまうところだったが。

 

    健全な、できれば社会的に価値のあること、少なくとも人に迷惑をかけず合法的なことに依存していたいものである。