こんにちは、RESTICOPです!
後日、指定した日に時間に遅れる事なく二人は、集合場所に現れました、私は、F氏と車で、二人をピックアップして、体力テストを受ける意思の確認をあらためてした後、会社の近くの大きな公園に向かいました、その公園は、外周が1キロのランニングコースになっていてそのコースには、上りと下りの坂があり、ちょっとキツイかなと思う様な、うって付けの場所でした。
始めに体調の確認をして、軽い準備運動をし各種目の実施して行きました。
内容は、腕立てが25回、腹筋35回、屈み跳躍を35回、懸垂10回、100m走、60m折り返し300mを1分以内、最後に5000m走、条件は歩かない事、の7種目を実施する体力テストでした。
回数が少ないと思いになる人も居るかもしれませんが、レンジャーの素養試験に準じて1回の動作を4秒毎に実施する方法を取りました。
例えば、腕立ての場合、両手を肩幅に広げて地面につき、腕立ての姿勢を取ります、1の号令で腕を曲げ、胸が地面スレスレになる位置で、4秒間停止して、2の号令で腕を延ばし元の姿勢に戻り、そこでまた4秒間静止する腕立て伏せです。
自分のペースではなく、号令により実施するのは結構キツイ内容です
その間に腰が上がっていたり下がっていた場合には、回数に入れない方法で実施しました。
この方法ですと、普段から倍の回数をこなせる位の体力が常にある又は、維持できて居ると判断できます。
筋力系に関しては、4秒に1回の動作で実施し、100m、60m折り返しでの300mでは、瞬発力を、5000mでは、粘り強い持久力を見る事を目的とした体力テストです。
二人は、筋力系、瞬発力系を終えて、一人はもうフラフラな状態で、最後の5000m走に突入しました。
普段から何もしていない人にいきなり、上り下りのあるコースを5周も走れと言う事は、とてもキツイコースです、合格条件は、絶対に歩かない事。
一人は黙々と走り、もう一人は、ヘトヘトで歩くより少し速い速度で走っていました、その光景を陰から見ていた F氏は、黙々と走る候補生達をを見て一言、「見ていない所でこれだけ出来る人間は信用出来るな」
と言っていました、我々の業務は、場合に因っては、命の危険が他の業種に比べ少し高い為、強い信頼関係を構築するのに、この体力テストは絶対に必要な過程であると私は考えていました。
勿論、私も F氏も定期的に同じ内容の体力テストをパスする事を義務付けていました、上に立つ立場の者がやらずに、キツイ事を部下にやらせる様では、強い信頼関係などは到底構築できるとは思えなかったからです。
二人は、規定どうり歩く事なく5000m走を終え、かなり疲れているようでした、整理運動をし怪我の有無を確認して、体力テストは終了しました。
その後、車両の中で着替えて、昼食を取りに一緒にレストランに行きました、お疲れ様の気持ちを込めて好きなものを食べて貰いました。
体力テストも無事に終り、疲れも出て気が抜けた状態で、食事をしてもらい、そこで言葉使い、態度、食事のマナー、箸の使い方、肘を付いているか、などをチェックして、レストランを後にし、車両で駅まで送り、合否は後日こちらから連絡をするので、連絡を待つ様に伝え、解散となりました。
話しながら、二人が去って行く、後ろ姿を見て、初対面であった二人が、同じ条件でのもと、ちょっとキツイ体力テストを乗り越え、ちょっとした連帯感の様なものが出来上がっているように感じられました、それも体力テストで選抜採用を実施する私達の狙いでもありました。
次回へつづく。
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