ある事業部の管理者、仮にA氏とする
ある事業部を任されている。
競合他社は、多数の営業マンを抱えた営業部隊を持っている。
自社は営業マンの机の数は決まっており、これ以上の増員は、事務所の改築か引越ししかない。
だから『優秀な営業マンを揃えよう』となる。
人材採用は、出身校と履歴書である程度決めてしまう。
『XXくんの出身校で、学部も同じ。ある程度やってくれるだろう』と。
ただし、営業マンの席は決まっているので誰かを解雇しなければならない。
(一応、関連会社に出向・移籍させる事も可能だ)
非常にドライで、営業成績の悪い者は問答無用で解雇。
ここでドライと表現するのは、教育を一切施してこなかったからだ。
入社後はほったらかし、1つだけやるのは営業ノルマを課せる事。
入社直後は、商談を優先的にまわすが、教育はしない。
営業ノルマを達成できなければすぐ『あいつは使えない』と降格。よりキツイ営業ノルマを課す。
それでも、優秀な成績を残す者がいる。
そうなると『まわりのヤツの分も頼む』とノルマを上げる。
現在は、市場が縮小しているため新規開拓は難しい。
取引先が増えないとなると、1社あたりの単価を上げ、利益確保をするしかない。
そうなると、取引先が反発するようになる『あそこの営業マンは自社の利益ばかり』と。
取引先の動きが悪くなると、販促に力を入れる。今月の営業ノルマを達成するためだ。
≪決算セール≫などと謳っていても、実は安くなっていなかったりする。
営業マンはたまったものではない。ときにはお客さんに叩かれる事もある。
『せめて、たまにはお客様に安く売る事ができれば・・・後々の営業までつなげる事ができるのに』
そう考えるが、そんな予算は貰えない。
その「優秀な営業マン」も、そんな営業ばかりしていれば成績は下がってくる。
そこで管理者が下す評価は『なんだ、思ったよりつかえねぇな』
そして、『あ~、優秀な営業マン入らねぇかな』と嘆く。
ある人材会社から話がくる。
『来年X大学を卒業する人間で優秀なBという人間がいる。確保するのでCくんを採用してくれないか』
管理者はしぶしぶだが承諾する。
優秀な営業マンを採用するために、期待せずに採用した人間。。。。
ところが、こいつが『なかなかヤルな』と、良い働きをする場合がある。
しかし、営業マンの席は決まっている。
Bの入社は決まっているので、誰かを解雇しなければいけなくなる。
その対象が、Cだったりする。優秀な成績を上げているのになぜ?となる。
取引先も納得できない『あの営業マンが好きだったのに・・・それもまだ入ったばかりだろ』
実は、採用した時から、関連会社へ移籍させる事が決まっていたのだ。
そして、期待のBが成績優秀であれば良いが、そうでない場合は大変だ。
無理もない。履歴書で採用を決めて、Bにあったのは採用を決めた後。
それも30分程だ。本質を見抜けるわけがない。
そして『あ~あ、どこかに優秀なヤツいねぇかなぁ。。。』となる。
遊技機に置き換えて読む。






