独立人事総務業務請負人(人事総務IC)の木村勝です。
先日青山の書店でふと目が留まり購入した本です。
紙芝居一筋40年、年商1500万円を達成した世界一の紙芝居屋 安野侑志さんの語録を京大大学院卒のお弟子さんである高田真理さんがまとめたものです。
「紙芝居なんかで食べていけるはずがない」というまわりの失笑をものともせず、世界一の紙芝居屋としてオンリーワンの存在として生き抜いた安野さんの言葉は、ズドンと心に響きます。
例えば
”人生のテーマ探しは一本道ではない。はじめから結論をもうけないで寄り道をしながら探せばいい”(P61)
”大風呂敷を広げて、その先を見ていると、一歩を踏み出すことが怖くなくなる”(P79)
”たとえ、不本意な結果に終わったとしても、俺は「自分で決めたことを実行した」ということを最大限評価することにしている。「失敗したけど実行した」と「失敗するくらいなら実行しなかった」とでは雲泥の差がある。”(P294)
サラリーマンの方々にとっても次の言葉などは行動指針として役に立つのではないでしょうか。
”「自分就職」とは企業に雇われる、ぶらさばるのではなく、自分の天分に自分が就職をして、自分の天命をまっとうすること”
”自分就職をして企業に入っても、公務員になっても、「自分株式会社」を営むことをより意識しなければならない”
”あくまで「自分株式会社」と勤め先企業との”契約”であることを忘れるな”(P54)
乃木坂46の曲「指望遠鏡」に
”できない理由を探すより、やってみればいい”というフレーズがあります。
安野さんの語録を読んで、”できない理由を探すより、まずは一歩踏み出す」こと、改めて心がけていきたいと思います。
※エピローグで書かれていますが、安野さんはこの本の完成を待たずに亡くなられています。ご冥福をお祈りいたします。