ビジネス支援図書館推進協議会主催のシンポジウムに参加してきました | ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

大手自動車会社での30年の人事総務経験を経て,2014年にIC・行政書士として独立しました。グローバル化進展の中、業務のアウトソーシング化など荒波にさらされつつある人事総務部ですが、企業活動を支える総務系業務の重要性・専門性など日頃思うところを語ります

独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。

2014年7月16日(水)午後は、ビジネス支援図書館協議会主催のシンポジウムに参加してきました。

この協議会は、「創業を支援する新しい可能性として図書館」に着目し2000年に設立された協議会です。

当方、地元の杉並区図書館や東京都中央図書館、一橋大学図書館など比較的図書館利用は多いほうですが、図書館に関して詳しいわけではありません。

たまたま協議会の会長を勤めていらっしゃる方からご案内を頂き、「何となく面白そうだ!」という感覚だけで参加した次第です。

当日は、まず「メディア・リテラシー」(岩波新書)で有名なジャーナリスト菅谷明子さんの基調講演から始まりました。

菅谷さんは、この協議会発足メンバーの一人で、現在はアメリカにお住まいですが、今回日本へ帰国されるタイミングでこのシンポジウムに参加されました。

演題は、「アメリカ独立書店に学ぶ、図書館サービスアイデアあれこれ」

チェーン店ではなくオーナーの哲学・ポリシーにより運営され地域コミュニティの一つとして地域に根付いて独自の機能・役割を果たしている独立系書店について紹介がありました。

その後は、図書館・情報学を専門とする大学先生や県立図書館員の方々による「海外図書館のビジネス支援」に関する調査報告が行われ、菅谷さんを交えたパネルディスカッションです。

シンポジウムでは、コーワーキングスペースとしての図書館の可能性、ビジネス支援の可能性につき、海外事例を参考に活発な意見交換が行われました。

シンポジウムでの全国各地の図書館関係の方々、あるいは出版・書店関係の方々の活発な意見交換に触れ、膨大な文献データベースを有する図書館の可能性について、部外者ながらも考える機会になりました。

公立図書館は、図書館法など法律的な制約もあり、なかなか有料でのサービス提供は難しいようですが、文献資料という莫大なデータを有する図書館ネットワークを日本活性化のためにも有効に活用しない手はないと思います。

自分の専門外ではありましたが、こうした新たなシンポジウムに積極的に参加する意義を感じた1日となりました。

ビジネス支援図書館推進協議会のHPは以下の通りです。
興味のある方ぜひご覧頂ければと思います。